アンデスの文化遺産を活かす: 考古学者と盗掘者の対話 (フィールドワーク選書 6)

著者 :
  • 臨川書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (214ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784653042365

作品紹介・あらすじ

遺跡をめぐる破壊と対立を乗り越えた先にあるものとは!?

第一線の発掘調査のかたわらで、文化遺産を継承する意味を考え、実践する考古学者の奮闘を描く。

感想・レビュー・書評

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  • いくつかの疑問が湧いた:
    ・「強制的排除は確信的不法占拠住民のみ」(P46)あったが、"確信的"かどうか、きちんと?どう判断するのだろう?
    ・「文化遺産」の境界(世界遺産も同じと思われるが)どう具体的に決定したのか?バッファーゾーンとの関連も気になる。
    ・パコパンパの発掘作業委員選出や自警団の連携の素晴らしさは、歴史的/社会的/経済的等、どういう要因が作り上げたものなのか。
    南海岸とかの遺跡で同様のこと,できるかしら…?

    全体として、各パートの分量、文体の読みやすいところ等おすすめです。ぜひ、「盗掘」の続き話をお願いしたい。

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著者プロフィール

国立民族学博物館先端人類科学研究部教授・総合研究大学院大学教授
専攻:アンデス考古学・文化人類学
主要著書・論文
『他者の帝国』(共編著)世界思想社、2008年
『古代アンデス 権力の考古学』京都大学学術出版会、2006年
『アンデスの考古学』同成社、1997年

「2009年 『グアテマラ内戦後 人間の安全保障の挑戦』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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