- Amazon.co.jp ・本 (127ページ)
- / ISBN・EAN: 9784654018369
感想・レビュー・書評
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同世代の著者。学級運営に関しての工夫がとても参考になる。
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明日から新しい年度。時間を大切に仕事していこう。学級経営、教材研究、校務分掌、自己実現!!
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時間の使い方,作り方という観点からも勉強になります。
この著者は読書をとても大事にされており,
本の紹介がところどころに入っているので勉強にもなりました。 -
尊敬する先生の著作です。
2009.11.26読了 以下レビュー。
多くの教員は「忙しい」といいます。もちろんそうだと思います。
そのようにいわれる世界に自ら飛び込もうとしている自分にとって、この本は大変参考になりました。
まず、長瀬先生は冒頭で、「どこの時間をかけるか」を述べています。
やはり教師も人間です。教師をして一番したいことに時間をかけて、かつ効率よく仕事をこなしていくことが自分のためであり、ひいては子どものため、学校のためであると考えます。
「学級は子どもと共同経営する」という冒頭の部分はとても参考になりました。
他にも参考になることが山ほど書いてあり、何よりこの本のいいところは、読みやすいところです。
向山洋一先生が指摘されていることですが、本は読みやすいのが一番です。読みにくい本を無理して読んでも頭に入りませんし、生かせるとも思えません。その点、本書は読みやすいですし、先生の実体験や失敗例に基づいて書かれているために、非常に参考になります。
仕事に優先順位をつけて、書類などはファイルを作って管理し、入らないと思ったものは思い切って捨てる、この3つが大事であると長瀬先生は述べられていますし、また、なんでも自分でやろうとしてはいけない、ということも言っておられます。周りの先生方に協力を仰ぎ、素直に感謝のことばを言う。そうすることで「自分が潰れない」ことが一番大事であると述べられています。
そして、私が最も感銘を受けたのは最終章です。「初任の先生へのメッセージ」となっているのですが、その中にある次の文章です。
「変な子、悪い子、できない子は、本当はすばらしい子です。」
これは私の座右の書でもある灰谷健次郎氏の「兎の眼」にも、似たようなことが書かれています。どんな子にもいい面はある、それを見つけて褒めていける教師になりたいと、この文章をみて心から思いました。
「君は一人じゃない」と水谷先生のことばを借りて言っておられますが、この言葉も、私の不安を取り除いてくれる素晴らしい言葉です。
来年度からの不安が消えた、といったらうそになりますが、確実に少なくなったとはいえます。
現役教師の皆さん、教師を目指す学生の皆さんはぜひ手にとられるといいと思います!