地域間共生と技術: 技術は対立を緩和するか

  • 早稲田大学出版部
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  • Amazon.co.jp ・本 (266ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784657230096

作品紹介・あらすじ

1980年代末に米ソ冷戦構造が終焉し、西欧諸国、東欧諸国、アジア諸国、さらにはある程度まで中東諸国が少しずつ接近し、地域間の共生が進むと思われた。ところが、途上国の生活水準の上昇と、先進諸国の経済の低迷や政治の混乱により、地域間共生の動きが近年停止している。一方、多くの国が自国だけでは対応できない困難な状況にあり、それを打破するのは科学技術といえる。本書では粒子加速器、オンライン空間、新型コロナウイルス感染症、再生エネルギー、カーボンプライシングなどを取り上げ、地域間の共生への影響と効果を考察する。情報・医療・環境の3領域の技術を国際社会の歩み寄りとつなげるには、どのような仕組みが必要なのか。【目次】序 (吉野孝)第1部 地域と技術1 現代の科学技術と地域間共生 (綾部広則)第2部 地域間共生と情報2 アメリカ外交におけるインターネットの役割とその変化 (前嶋和弘)3 越境データをめぐる国際政治 (須田祐子)4 インターネットをめぐる国際環境の変化と国際社会の分断 (山本達也)第3部 地域間共生と医療5 グローバル保健ガバナンスの現状と課題 (詫摩佳代)6 EU の医科学研究政策とジェンダー戦略 (福田八寿絵)第4部 地域間共生と環境7 エネルギー転換と技術の地政学とガバナンス (太田宏)8 カーボンプライシングと地域間関係 (森村将平/モルタ・アリン/有村俊秀)第5部 地域間共生と政策9 イギリスの近年の科学技術・産業とイノベーション政策 (小林直人)第6部 結論10 グローバルな公共圏の創生に向けて (吉野孝/須賀晃一)あとがき (吉野孝)索引執筆者紹介

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    https://libipu.iwate-pu.ac.jp/opac/volume/571012

  • 東2法経図・6F開架:319A/Y92c//K

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著者プロフィール

早稲田大学政治経済学術院 教授

「2011年 『現代の政党と選挙』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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