インド・スラム・レポート

著者 :
  • 明石書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (357ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784750301648

作品紹介・あらすじ

世界最大のインドのボンベイのスラムに二年半生活した著者の現地からのレポート。家なき人々,不良住宅に住む人々とともに闘った住環境改善の闘争は,富める日本人居住とは何かを問いかける貴重な記録である。

感想・レビュー・書評

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  • 『今まで「消耗品」として扱われ、「上」の命令通りに動いていたローカル・ソーシャル・ワーカー達は、チーム内で独自に考えたアイディアを試行錯誤してゆく中で、「自立を働きかける活動をしている我々自身に、実は自立というものが全くなかった」と反省することになったようです。』(p334)

    自分の立場、状況を客観的に判断することは大変難しいことだが、
    彼らのように積極的に活動し、自身の世界を広げていくことで、次第に客観性を身につける事が出来る。
    常に自身の考えや行動に対して懐疑的になり、それを解決しようと試行錯誤する姿勢が大切だと思った。

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著者プロフィール

1957年生まれ。早稲田大学大学院理工学研究科修士課程修了。2000年3月より、国連東ティモール暫定行政機構上級民政官として、現地コバリマ県の知事を務める。2001年6月より、国連シエラレオネ派遺団の武装解除部長。2003年2月からは、日本政府特別顧問として、アフガニスタンでの武装解除を担当。東京外国語大学教授。プロのジャズトランペッターとしても活動中。著書に『武装解除 紛争屋が見た世界』、『本当の戦争の話をしよう』『主権なき平和国家 地位協定の国際比較からみる日本の姿』(共著)などがある。

「2019年 『リベラルと元レンジャーの真「護憲」論』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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