- Amazon.co.jp ・本 (170ページ)
- / ISBN・EAN: 9784750313504
作品紹介・あらすじ
同性愛は人間の複雑で多様な性のあり方の一つにすぎない。同性に意識が向くのが同性愛,異性に意識が向くのが異性愛。様々な性的指向の違いをごくあたり前に受容し,誰もが自分らしく生きるために……。
感想・レビュー・書評
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タイトル通り「同性愛とはなんぞや」という本。13年前に書かれた本なので、インターネットが普及する前~普及し始めた事による変化を書かれていて新鮮だった。少数派は不利益を被る事が多いが、自分の「常識」から外れると敵対視するのは何故なのだろう?身近にないからなのだろうか。 だとすれば、ステスル迷彩の様に見えにくいようにしているだけで実際は身近に「いる」のだから当たり前な存在であると認識するようになるだけでも(好き嫌いは別としてでも)変化は起こるのではないかなぁと思ったのであります。
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「オカマ」という言葉をめぐる問題に関心を持ったから。
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これもヘテロセクシュアル(異性愛)の方に読んでもらいたい。内容もわかりやすいです。
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ひょっこりひょうたん島好きなので、ひょうたん島研究の第一人者としてこの本の作者・伊藤悟さんのことは知っていた。大学の授業でジェンダーを学ぶにあたり、手にしたこの参考文献の作者の「伊藤悟」って、同じ人?と思っていたら本当に同じ人でびっくり。現在は音楽に関するブログも更新しておられるし、非常に多彩な方だと思う。
「同性愛」についての基礎的な知識や歴史・具体的な事例(過去に起きた同性愛を巡る事件について・インタビューなど)がわかりやすい言葉で解説されているので同性愛を初歩の段階から知るには良い1冊。ただ、内容は素晴らしいけれど伊藤悟さんの文章独自の「押しの強さ」というのか、読み手に意見をこれでもかと押し付けるような文章の結び方が鼻につく部分が・・・。