生物多様性の保護か、生命の収奪か

  • 明石書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (186ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784750322346

作品紹介・あらすじ

農民が伝統的な手仕事と共同作業による交配をくり返すなかでつくりだしてきた多様な種という共有財産を,グローバル企業が世界戦略・市場支配の原理から囲い込み,知的所有権を主張することに正義はあるのか。エコフェミニズムの理論家がグローバル企業に挑む。

感想・レビュー・書評

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  • 生命の特許の歴史、そしてその後何が起こっているのかというのがわかりやすく書かれている。
    著者のヴァンダナ・シヴァさんがインドの環境活動家ということもあり、インドの話やヒンドゥー教を例に挙げられているので、やや身近な話とは感じにくい部分もあるが、世界で起こっていることに関してはわかりやすい一冊

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著者プロフィール

 1952年、インドのウッタラーンチャル州生まれ。カナダのウェスタン・オンタリオ大学で物理学および科学哲学の博士号取得。1980年代から、農業問題、環境問題、社会問題の研究と実践活動に関わる。研究と連動した社会運動の基地として1982年に「科学・技術・エコロジー研究財団」を設立。これまでに300本を超える専門的論文を発表し、20冊に及ぶ本を著者・共著者として出版。主な邦訳書に、『緑の革命とその暴力』(浜谷喜美子訳、日本経済評論社、1997)、『生物多様性の危機——精神のモノカルチャー』(戸田清・鶴田由紀訳、明石書店、2003)、『生物多様性の保護か、生命の収奪か——グローバリズムと知的財産権』(奥田暁子訳、明石書店、2005)、『食糧テロリズム——多国籍企業はいかにして第三世界を飢えさせているか』(浦本昌紀監訳、明石書店、2006)などがある。1993年、もうひとつのノーベル賞と呼ばれる「ライト・ライブリフッド(正しい生活)賞」、国連環境計画の「グローバル500賞」、「アースデイ国際賞」を受賞。

「2007年 『アース・デモクラシー』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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