焼肉の文化史 焼肉・ホルモン・内臓食の俗説と真実 (明石選書)

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  • 明石書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (392ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784750337074

作品紹介・あらすじ

焼肉はどこから来たか。日本、朝鮮、中国…、東アジア全域に広がる焼肉の文化を歴史、社会現象など多方面から取り上げる。「ホルモン=放るもん」説や「焼肉をプルコギという」説などこれまで根拠もなく受け入れられていた俗説にも実証的に果敢に挑んだ力作。

感想・レビュー・書評

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  • よく言われている「ホルモン焼きは、日本人が
    捨てていた肉の内臓を、大阪あたりの韓国人が
    拾って食べていたから”放るもん”からきている」
    という説があります。

    これは本書では真っ向から否定されています。

    そもそも日本人だって貧しい時代を生きてきて
    いるのだから、食材を捨てるわけがないです。

    ”放るもん”とホルモンのシャレが効いている言葉
    が遊びが、大阪という土地と合わさってなんと
    なく本当のことのように過ぎないようです。

    焼肉の歴史はもっと深いのです。それを学べる
    一冊です。

  • 焼肉の文化史

  • 資料ID:W0171099
    請求記号:383.8||Sa 75
    配架場所:本館2F手動式書架

  • 単行本で既読。

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著者プロフィール

一九四七年岩手県盛岡市生まれ。一九七〇年山形大学文理学部卒業。会社勤務の傍ら一九七六年から朝鮮半島の歴史と文化について学ぶ。二〇〇〇年から日本と朝鮮半島の文化交流史研究に専念。
〈著書〉『焼肉の誕生』(雄山閣、二〇一一年)、『キムチの文化史――朝鮮半島のキムチ・日本のキムチ』(福村出版、二〇〇九年)、『韓国の食文化――朝鮮半島と日本・中国の食と交流』(明石書店、二〇〇二年)、『朝鮮の食と文化――日本・中国との比較から見えてくるもの』(むくげの会、一九九六年)
〈訳書〉尹瑞石『韓国食生活文化の歴史』(明石書店、二〇〇五年)
〈共著〉『ニッポン猪飼野ものがたり』(批評社、二〇一一年)、『新コリア百科』(明石書店二〇〇一年)ほか

「2012年 『焼肉の文化史』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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