ロシアの歴史を知るための50章 (エリア・スタディーズ152)

著者 :
制作 : 下斗米 伸夫 
  • 明石書店
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本棚登録 : 92
感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (400ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784750344140

作品紹介・あらすじ

さまざまな局面で世界の歴史に多大な影響を与えてきたロシア。現代史を振り返ってみても、ロシア革命、ソ連崩壊、ともに20世紀最大級の「世界を揺るがした」歴史的大事件であった。本書はグローバルに影響を与え続けるロシアの歴史をわかりやすく紹介する。

感想・レビュー・書評

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  • スターリンについて知りたくて本を探したが見つからず、まず目についたこちらを先に読んだ。11世紀頃から本書が出版された2016年までのロシア(途中、ソ連)の歴史をダイジェストで綴っている。

    昔はどこの国でもある帝国主義と戦争の歴史。世界史が苦手だった私にとって、身近でないカタカナの名前が次々と登場すると頭に入ってこないことが改めてわかった。スターリンの章ももちろんあった。独裁者・独裁体制の行為と末路はどこの国でも同じような展開をするものだ。

    全体を通して戦争が中心の話題で明るい題材ではないが、ゴルバチョフ時代のほんの数年だけは「雪解け」を感じさせて本書の中で唯一明るい話題と感じられた。

  • 女子栄養大学図書館OPAC▼ https://opac.eiyo.ac.jp/detail?bbid=2000058398

  • 【貸出状況・配架場所はこちらから確認できます】
    https://lib-opac.bunri-u.ac.jp/opac/volume/688140

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著者プロフィール

法政大学法学部国際学科教授。
1948年生まれ。東京大学法学部卒業、同大学法学博士。成蹊大学教授をへて1988年より現職。専門:ロシア政治、ソ連史、冷戦史。
主な著書:『ソビエト政治と労働組合─ネップ期政治史序説』(東京大学出版会、1982年)、『ソ連現代政治』(東京大学出版会、1987年/第2版、1990年)、『ゴルバチョフの時代』(岩波新書1988年)、『「ペレストロイカ」を越えて─ゴルバチョフの革命』(朝日新聞社、1991年)、Moscow under Stalinist Rule, 1931-34(Macmillan, 1991)、『スターリンと都市モスクワ─1931~34年』(岩波書店、1994年)、『独立国家共同体への道─ゴルバチョフ時代の終わり』(時事通信社、1992年)、『ロシア現代政治』(東京大学出版会、1997年)、『ロシア世界』(筑摩書房、1999年)、『北方領土Q&A80』(小学館文庫、2000年)、『ソ連=党が所有した国家─1917~1991』(講談社、2002年、2017年文庫版『ソヴィエト連邦史』予定)、『アジア冷戦史』(中公新書、2004年)、『モスクワと金日成─冷戦の中の北朝鮮1945~1961年』(岩波書店、2006年、露版、2010年)、『図説 ソ連の歴史』(河出書房新社、2011年)、『日本冷戦史─帝国の崩壊から55年体制へ』(岩波書店、2011年)、『ロシアとソ連 歴史に消された者たち─古儀式派が変えた超大国の歴史』(河出書房新社、2013年)、『プーチンはアジアをめざす 激変する国際政治』(NHK出版新書、2014年)、『日ロ関係史─パラレル・ヒストリーの挑戦』(共編著、東京大学出版会、2015年)、『宗教と地政学から読むロシア─「第三のローマ」をめざすプーチン』(日本経済新聞出版社、2016年)。論文に「クバン事件覚え書」(『成蹊法学』No.16、1982年)、「労働組合論争・再論─古儀式派とソビエト体制の視点から」(『法政志林』No.1-3、2016年)など。

「2016年 『ロシアの歴史を知るための50章』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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