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- Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
- / ISBN・EAN: 9784750347035
作品紹介・あらすじ
世界は存在するのか、しないのか。生命とは、人間とは何か。西田幾多郎の哲学は世界のあり方を問う実在論であった。生命論を手がかりに西田哲学と一体化する池田哲学の真骨頂が展開する。ピュシスの発する声に耳を傾ける『福岡伸一、西田哲学を読む』の続編。
感想・レビュー・書評
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西田幾多郎をほめたたえた本。もう少し、西田をけちょんけちょんにしてくれるとよかったのだが、著者自身が西田の考えに沿った考え方をしている。
二つの属性があるとして、どちらか一方の属性をとってしまったら、もう一方の属性は、無矛盾性を保つために、とれないというのが、西洋哲学の古い習慣であったようだ。
西田は属性があふれて、継起的に、矛盾していたということでありえなかったとされたことが、流れるように、ありえるのだし、そうでしかないのだ、と考えている。
本書は、福岡伸一氏との対話編の延長線上にある本らしい。また思弁的実在論や新しい実在論とは関係ないと言っていい。詳細をみるコメント0件をすべて表示
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