〈私〉をめぐる対決――独在性を哲学する (現代哲学ラボ・シリーズ)

  • 明石書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784750353302

作品紹介・あらすじ

現代日本で全く独自に独在性の哲学を築きあげてきた永井均。永井哲学のキーワード、〈私〉について永井と森岡正博が徹底的に掘り下げる。私の特別さはどうすれば正しく言い表せたことになるのか? 現代日本哲学に新たなページを開く本格哲学入門シリーズ、第2巻。

感想・レビュー・書評

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  • 読み終わって、結局、自分は独在性ってなんなのかいまいち理解できてないな(捉えきれなかったな)って思った。

    〈私〉に関する説明とか、第一基準を読んでも、「人間一人の体についてる目とか鼻とか耳とかの感覚器官が、その人の脳に繋がってて、その脳で考えたり想像したりするわけだから、そういう身体の構造上当たり前じゃない?独在性って不思議で驚くべきものではないんじゃない」って思った。

    「風間くんの質問」はおもしろいと思った。
    第4章の5は(具体的にどう興味深いかは言語化できないけど)興味深いと思った。

    自分は独在性という不思議な現象を捉える感度が低いんだなということはわかった。

    入門書(哲学の密かな戦いのなかの自分とは何か 存在の孤独な祝祭、哲おじさんと学くん、世界の独在論的存在構造)が挙げられてたから気が向いたらそれを読もうかな。

  • 【貸出状況・配架場所はこちらから確認できます】
    https://lib-opac.bunri-u.ac.jp/opac/volume/783309

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著者プロフィール

1951年生まれ. 専攻, 哲学・倫理学. 慶應義塾大学大学院文学研究科博士課程単位所得. 現在, 日本大学文理学部教授.
著作に, 『〈私〉の存在の比類なさ』(勁草書房, のち講談社学術文庫),『転校生とブラックジャック──独在性をめぐるセミナー』(岩波書店, のち岩波現代文庫), 『倫理とは何か──猫のインサイトの挑戦』(産業図書, のちちくま学芸文庫), 『私・今・そして神──開闢の哲学』(講談社現代新書), 『西田幾多郎──〈絶対無〉とは何か』(NHK出版), 『なぜ意識は実在しないのか』(岩波書店), 『ウィトゲンシュタインの誤診──『青色本』を掘り崩す』(ナカニシヤ出版), 『哲学の密かな闘い』『哲学の賑やかな呟き』(ぷねうま舎), 『存在と時間──哲学探究1』(文藝春秋), 『世界の独在論的存在構造──哲学探究2』(春秋社)ほかがある.

「2022年 『独自成類的人間』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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