神社のおかげさま――これがあなたの生きる道

著者 :
  • 亜紀書房
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本棚登録 : 109
感想 : 12
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784750512204

作品紹介・あらすじ

熊野本宮大社(世界遺産)で参
与を務める世界No.2のセール
スウーマンが初公開する「神社
と仕事」「神社と人生」の成功
法則とは? 神社および神道と
のつながりに意識を向けること
で人生はひらいていく。

感想・レビュー・書評

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  • 営業の本でお世話になった、和田裕美さんの本。そうそう、なんて思いなが、楽しく読ませていただきました。

  • 著者が和田裕美さんだったので手にとった本です。
    神社に関する解説本でもなく、神道について語っている本でもありません。ただ、神社好きの和田さんが、神社に関して感じていることや、神社への想いなどを語っている本です。
    神社好きの方や、なんとなく神社が気になっている人、そして、和田さんのファンだけどいつもと毛色の違う内容の本を読んでみようという方が読むとよいと思います。

  • 巷のスピリチュアルとかその類の本ではありません。
    著者の和田裕美さんは、かつての家には必ずあった神棚や、大なり小なり家の近辺にある神社をはじめとする日本の神様との付き合い方というか、そういうのをご自身の経験を交えて伝えてくれます。
    和田さん特有の押し付けがましくない文体で、「なるほどな~」と思わせる本です。
    巻末に付いている大祓詞も知ってて損はないのではないかと。
    私自身、和田さんの神社に関するお話を伺うようになって以来、自分なりのペースですが神社に出向いて日ごろの感謝などをするようになりました。

  • 詳細なレビューはこちらです↓
    http://maemuki-blog.com/?p=137

  • 仏壇の前で手を合わせるおばあちゃんと孫2人。
    長々と手を合わせるおばあちゃんに対し、孫二人はすぐ飽きて仏間をそっと抜け出す。
    お祈りを終えたおばあちゃんは孫がいなくなっている事は既に分かっており
    「あの子たちにも分かる日が来る」と心の中でつぶやく。

    上記は石川県にある黒川仏壇店のCMなんですが、
    この「分かる日が来る」手助けになっているのが
    『神社のおかげさま』の特徴だと思います。
    (黒川仏壇店は仏教で神社のおかげさまは神道ですが、神仏習合という事で(^▽^;))

    神社について全く何も知らない人は勿論、
    田舎で暮らしていて、寺や神社の行事に強制的に参加させられて
    神仏といった物が嫌いになっている人にも読んでもらいたいです。

    この本の本文中に脳科学者の茂木健一郎さんが
    「お参りするだけで願いが叶う訳ない」というような事を語っています。
    お祭り、お盆、報恩講、命日、正月、春分、秋分……
    あらゆる行事でお布施を渡さなければいけない人々にとって茂木先生がいうまでもなく
    「お参りどころかお金を払っても神仏は願いを叶えてくれない」事を実感していると思います。

    私も、初詣や観光では喜々と神社に行ってお賽銭を入れるのに
    貧しい親が何とか工面したお金でお布施を渡す姿を見ると
    何で神様は何もしてくれないのにお金を払わなければいけなんだと
    一人憤慨していました。

    そんな私が神や仏の存在を信じるようになったのは
    和田さんの著書を何度も読んで、
    和田さんが営業で成績を残せたり、大きな不運に遭遇しても心が折れないのは
    和田さんの生まれ育ちが良く恵まれているというだけではなく、
    神を信じて自己規律を守っている要因もあると分かったからだと思います。

    『神社のおかげさま』は前作の『神社が教えてくれた人生の一番大切なこと』のように
    神社の見どころ、観光情報など具体的な神社巡りについてはあまり触れていませんが、
    神さまを信じる事の大切さ、神さまを信じる事が当たり前だった頃の日本が
    作り上げてくれたモノなどを分かりやすく書いてあって、
    神道の専門書や古事記は難しくて読むのが辛い人でも
    神社について「分かる日」が来るようになっていると思いました。


    余談ですが、私がお布施を渡す行為に対して寛容になったのは
    東日本大震災が起きて地域住民とのつながりが大切である事。
    つながりを保つ為に寺や神社が必要であり、
    それを維持するにはどうしてもお布施が必要である事が分かったからでした。

  • ところどころに陽転思考に関する記述がある。これが、なんか気持ちいシャワーを浴びているようで清々しい気分になる。

    和田裕美さんの本からは、このようなパワーがもらえるのでうれしい。

    本書で気づいたのは、和田さんが会社勤めをしていたころの上司の言葉って、本や講演でよく接する機会がある。

    そしてそのひとつひとつが身に染みる言葉なのだが、長い年月がたっても忘れられない言葉を発する感性というか教養は大事なんだなと。

    自分もそのような言葉を発することができる人間になりたいものだ。

  • <目次>
    序章  はじめに言っておきたいこと
    第1章 私が神社を好きなわけ
    第2章 日本人のルーツって?
    第3章 信じること、受け容れること
    第4章 和田流「ご利益」のしくみ

    和田裕美さんのいわいる「神社本」第2弾です。
    (1冊目は2010年に出版された「神社が教えてくれた人生の一番大切なこと」)
    12月に出ました。本当は9月上旬に出るはずだったのですが。
    9月23日に、和田さん本人が主催書として、熊野本宮大社において
    「正遷座120年大祭『今こそ熊野』」
    というイベントが行われたのですが、その前に出るはずだったのです。
    しかし、諸般事情に出版が延びたのですが、
    少なくとも今回に関しては延びてよかったと思います。
    なぜって、この本の中に『今こそ熊野』当日の様子を書きこむことができたから。
    そして、その部分にこの本の肝があると思うから。
    この部分がないと和田さんの真意が誤解されてしまう可能性もあったのではないか、と思うからです。
    ・・・ http://ameblo.jp/nakahisashi/entry-11424607497.html

  • 天は自らを助くるものを助く=神様にすがっても成就はしない。しかし、神様の存在を信じることによって、自己規律が生まれ、精一杯生きることが出来る。信仰心とは、偉大なる何か、に対して敬意を払い、感謝し、それに恥じない生き方をすること、つまり、ちゃんと生きる、ということである。

    神様は小さいので、どこにでも居られる
    お供えの周りの気を食べる

    一回ゼロベースにリセットする

    神棚、水、米、塩を毎日供えてお参りをする

    日本は世界で一番老舗の多い国=この道何年、ということを大事にする
    日本語のもったいない、は他の国にはない言葉
    日本人はきれい好き
    これらは、お天道さまが見ている=神様が見ている、という意識から。

    陽転思考=目に見えないものを信じることから、何でも目に見えない力の思し召しだと思う=いいことだと考える=どんなことでも神様が言っている、神様のメッセージだと受け取ると、パニックにならず、いつまでもくよくよしなくなる。

    何でも神様のおかげ、と思えばいいことに思い上がることはなく、悪いことに意気消沈することはない=すべては目に見えない力を信じ、自らを助くる者になろうとした結果である。

    死ぬときに後悔すること25=人間は誰かの役に立ちたい、誰かのために死にたい、自分の生と死が意味のあるものでありたい、と思う

    悩み事を抱えたら、成長するために神様から特別にスカウトされたと考える。より難易度の高い課題を与えられた、と考える

    神社は願う場所ではなくて、誓う場所である。神社にお参りしただけで願いがかなうということではない。

    ご利益の仕組み
    1,形ではなく内面の変化があらわれる
    2,感謝の心を培う=神社にお参りするときは、天気、雨の禊、体力とお金、などお参りできることに感謝する。そのことによって、何にでも感謝する心を養うことができる。感謝の心を持つことで、傲慢さを消すことができる。
    憎しみの心は、神様に預けてしまう=神様が見ていて、どこかで責任を取ることになるから、自分で憎しみを抱え込まないですむ。
    3,陽転思考=ポジティブシンキングとは違う。ネガティブな思考も受け入れて、そこからプラス面を探すこと。ダメージがあっても、その中でプラス面を探すこと。
    神様を信じていると、陽転思考がスムーズにできる。神様視点(迷路に入っているネズミを上から見る視点)でみれば、出口が見えない感情や出来事も、解決策は見つかる。神様はどうしてこの試練を与えているのだろう、何を伝えたいのだろう、と考えることによって、陽転思考になれる。
    4,踏ん張る力=悪いことが起きると、神様が与えた試練だと思ってわくわくできる
    5,正しい欲 吾唯足るを知る=現状に満足すれば幸せになれる。現状に満足して欲を捨てることは大事。しかし、もっと、と思う心も同じくらいに重要。ただし、もっと、が他力本願であってはだめ。自分自身に向けられるもっと、は挑戦と努力を生み出し、神様に好かれる。つまり足るを知る、ことと欲を持つことは人生を好転させる両輪である。
    悔しさは力になる。嫉妬はマイナスのパワーにしかならない。陽転思考があれば、嫉妬するのではなく、悔しさを感じて力にすることができる。
    6,神様が自分らしい幸せ、を教えてくれる。そのために願いを叶えたり、試練を与えたりする。
    7,神社では、お願いをするのではなく、自分のすることをコミットメントして見守ってください、という。神様にコミットメントしたことを自分に言い聞かせて頑張る。

  • 「あなたの人生は、神さまの手の中にはない。
    あなたの手の中にあるんです。
    (中略)
    だから私は、強く生きいくには「自己規律」が必要なんだと思っています。(後略)」

    ビジネス書の著者が出す(名前だけ見ると)宗教本と思われる一冊。
    果たして彼女はどういう思いで、出版を決めたんだろう…と思いながら本作を手にし読み進めました。
    そして感じた一言は「軸を持て」と言いたいのかなぁと言うこと。

    この本は「神社」と書いてますが、私は、別に神道の啓蒙活動的な本とも感じませんでしたし、
    他宗教を否定する本でもありません。ただ、著者が神道を大切にしているから、そのドアから人生における大切なことについて語りかけている一冊。

    人は、ぶれるし、悩むし、狡い生き物。弱い生き物。
    それを認めた上で、前に進む為に先人たちが行ってきた習慣を学ぶと言う意味で、興味深い一冊となった。

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著者プロフィール

和田裕美(わだ・ひろみ)
作家、京都出身。
外資系教育会社での勤務経験から『世界No.2営業ウーマンの「売れる営業」に変わる本』を上梓しデビュー。著書の累計は230万部を超え、女性ビジネス書作家の先駆けと呼ばれている。『ファンに愛され、売れ続ける秘訣』『人に好かれる話し方』『人生を好転させる「新・陽転思考」』小説『タカラモノ』、そしてロングセラーとなる『和田裕美の営業手帳』など著作多数。華々しい経歴の陰にあった家庭環境や自身の極度な引っ込み思案を背景に書いた絵本『ぼくはちいさくてしろい』は、道徳科教科書『いきるちから』に掲載されている。NHK Eテレ「芸人先生」レギュラー出演、FM FUJI「WADA CAFÉ」パーソナリティーなどメディアでも活躍。
2023年、自身の小説『タカラモノ』を舞台劇化した。

「2023年 『2024 W's Diary 和田裕美の営業手帳2024(サックスブルー)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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