- Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
- / ISBN・EAN: 9784750516486
作品紹介・あらすじ
「いのち」によって支えられている今を深く味わう。
そのときはじめて、私たちは深い安堵に包まれる、と池田晶子はいうんだ。
『14歳の哲学』をはじめ多くの傑作を遺した孤高の哲学者、池田晶子。
彼女が考え抜いたものとは何だったのか。
その核心を読み解いた名著に書き下ろしの一篇「不滅の哲学」を加えた増補新版。
彼女の哲学は多層的で、一義的に語ることを拒むところがある。
あるときまで私にとって池田晶子は、稀有なる「魂」の語り手であり、言葉の神秘を生きた人物だった。
だが、このたび、静かに映じてきたのは、愛の哲学を語る一人の思索者の姿だった。
そして今、この本を手放そうとする段になって、浮かび上がってくるのは、熱い言葉で幸福とは何かを語ろうとする池田晶子の姿である。(あとがきより)
感想・レビュー・書評
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かなり多くの示唆を得た
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2021I045 121.6/Wa
配架場所:A3 東工大の先生の本 -
…本を開き、活字を追うだけでは、コトバは顕われてこない。
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摂南大学図書館OPACへ⇒
https://opac2.lib.setsunan.ac.jp/webopac/BB50222711 -
池田の生誕60年に合わせ装いを新たに出版された本書。〝哲学の巫女〟を自任し強靭なる〝哲学エセー〟を開拓した池田の哲学の本質を天性の〝哲学的詩魂〟に見、若松もまた独自の〝批評的詩魂〟においてその定位を試みる。永遠の相の下、類例のない濃密な思索の交感があった。科学的認識のみによっては到達しえない豊饒なる境地。生前、池田は予言していた。日常の言葉で真を語る存在の出現を。若松が紛れもなくそのひとりであることを確信した。
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20/08/23。