- Amazon.co.jp ・本 (148ページ)
- / ISBN・EAN: 9784750517742
作品紹介・あらすじ
自分を大事にしないと、誰かを大切にすることはできない。
日々の暮らしのこと、これからやりたいこと、大切な思い出、人。
50代を迎えた著者が、楽しく生きるコツを考えるエッセイ集。
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家族は大切で、家族と過ごす時間は何より楽しい。
でも、自分を大切にすることを一番にして、これからは生きていきたい。
——さあ、楽しくやろう。
感想・レビュー・書評
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数年前まで私自身が願ってた事がタイトルなので読む。著者はいい意味で人たらしだな。育児や闘病で大変だった事もプラスに変えてる。40代半ばで翻訳家として稼げるようになったという遅咲き話には励まされた。『家族』読みたい。
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翻訳家である村井理子さんだが、エッセイもとても読みやすく共感できるところもある。
今作は、今まで読んできた『兄の終い』『全員悪人』『家族』『更年期障害だと思ってたら重病だった話』に通じる部分もあり、かなり人柄も知ることができた。
滋賀県が好きな様子や家族も含め、愛犬ハリーもとても大切にしていることがわかる。
だけど病気をしてから、自分を大切にすることを一番にして、生きてみたいという気持ちも伝わってきた。
自分が楽しくなければ何も始まらないと思う。
まずは自分が心地よく感じてないと家族にも優しくできないわけで…。
はやく一人になりたい!とタイトルにはあるが、それは家族が今いっしょにいるからで、強い結びつきがあるからだろう。
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タイトルから想像していた内容とはちょっと違ったけれど、家族という逃れられない絆を時に煩わしく感じたり、けれど大切だったり、無くしてから悔やんだり、家族ってそういうものだよなぁと共感。
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だいたい今まで読んできた村井さんのエッセイと変わりありませんでしたが、翻訳家として仕事をする様子が具体的にわかりよかったです。
やっぱり家で仕事をするとなると、家族が帰ってくるまでが勝負、つまり、家族がいると集中できないのは私だけではないと。
『家族』と同じ出版社なので、やや宣伝的にも感じましたが、そちらも読んでみたいです。 -
初めて読む方で、タイトルが気になって借りました。
結構衝撃なタイトルだけど、それに共感する方は多いかもって。
だけど、想像してた内容とは違って、ちゃんと家族を大事に、そして自分を大事にって内容でした。
このタイトルで良かったの!?とちょっと心配になり笑
他の本も読んでみたいと思いました。
滋賀県の事が知れて嬉しい。
行った事ない県だったので。 -
タイトルが私には衝撃的だったのですが・・・
どうした理子さんって感じ
なるほど、そういうことでしたか(笑)
わくわくできるお仕事羨ましいです。
私も確かにそんな時期もありましたが、なんだか今は流されてる感じ。
「自分のために」良い意味で見直す機会になりそうです。 -
題名から選んだ本。
旦那さんや、年老いた親、子供達から解放されて、早くひとりになりたい!っていう話だと思って読みました。そう、私が置かれている状況です。
でも、全然違いました。
翻訳家の村井理子さんが、効率よく家事を片付け、ひとりになった時間を大好きな翻訳の仕事に当てたいっていう話でした。
後半は過ごしてこられた家族の方々の話などでした。
今の状況に至るまで、さまざまな事がありますね。 -
ちゃぶ台返しの装丁とタイトルから想像していた内容とは全然違う。
夫に逝って貰って、残りの人生を一人悠々自適に過ごしたい願望を描いたエッセイだとばかり思っていた。
蓋を開ければ、寂しがりの村井さん。
夫や双子の息子、愛犬のハリーと日々色々ありながらも穏やかな暮らしぶり。
以前読んだ事実に基づいて書かれた『全員悪人』や、自身の闘病記を綴った『更年期障害だと思ってたら重病だった話』
また、衝撃を受けた『家族』で村井さんの波乱万丈な生き様を知っていただけに本作でなんだかホッとした。
悲しみも喜びも真っ直ぐに伝わるエッセイ集。