- Amazon.co.jp ・本 (35ページ)
- / ISBN・EAN: 9784751515655
感想・レビュー・書評
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科学の絵本だね。水の表面張力や付着力、蒸発、雨、雪などの現象を超高速カメラなどを使って写してくれていて、目を皿にして見てしまう。水の不思議を実感するよ。
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水の性質の不思議さを伝える、それはそれは美しい写真絵本。
ここまで来ると芸術の域。
美しさを堪能しながら、物理法則を自然に学んでしまう。
やや高めの価格だが、それも納得の一冊だ。
はじめに登場する「しずく」の形の変化だけでも、瞠目の画像。
当たり前にある水なのに、その神秘性に気が付く。
トリック無しで撮られた水の一瞬の変化には、驚きのひと言だ。
雨・雲・雪・氷・虹などの出来る不思議さを、写真とともに分かりやすく説明してあり、大人にとっては「分子」「表面張力」「蒸発」「凝結」「毛細管現象」などの用語にあらためて新鮮さを感じるひとも多そう。
小さな子は写真だけ眺めても楽しいだろう。
学童は、その年齢に応じてテキストの意味を探るだろう。
終わりのない水の旅。
身の回りを見渡せば、それを思い起こさせてくれるものがたくさんありそう。
そんなテーマでブックトークをするには格好の素材だ。
読み聞かせるなら、高学年以上かな。
美しい写真をゆっくり見せながら約15分。
それにしても自然って、そのままで美しいものなのだね。
清浄な写真に、胸の中まですっかり洗われたような気分になる。 -
文字数が多いのでかいつまんで読み聞かせしたけど、どれもこれも興味深くて子ども達も興味津々で見てた。
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初版1998年刊の書籍だが、まったく古さを感じない。美しい写真に簡潔な説明を添えた良書。同シリーズの光よりも簡単なので広い年齢層に対応可能。小学生にも良いし、中学生が該当単元を学びながら読むとより理解を深められるだろう。
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水に関わる科学が印象的な写真と文章で綴られている科学絵本。分子や表面張力などなど。大人が読んでもおもしろい。
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「美しい写真と共に水の様々な働きについて学ぶ知識絵本。肉眼では見えない一瞬をとらえた写真が,身近な水とH2Oを結びつけます。」 (日本児童図書出版協会)
他に「水」をテーマにした本を探すなら、
・『水のたび』(ジョアンナ・コール文 ブルース・ディーギン絵 藤田千枝訳 岩波書店 1995)
・『みず』(長谷川摂子文 英伸三写真 福音館書店 1987)
・『ひとしずくの水』(ウォルター・ウィック作 林田康一訳 あすなろ書房 1998)
・『水の道具誌』(山口昌伴 岩波書店 2006)
・『水の名前』(内山りゅう写真・文 平凡社 2007)がおすすめ
(新潟市立中央図書館レファレンスより) -
小1夏。
原子・分子の概念、物質の状態変化、水の循環についての知識あり。
表面張力の仕組み(分子のくっつきやすさ・くっつきにくさ)、雪の結晶のでき方等説明が分かりやすかったです。
何よりも、写真が美しい!! -
日常よく見られる現象と水の性質を結びつけて解説。
表面張力や分子などの言葉に引っかかる子は、読むのが最後まで読むのに、若干、忍耐がいるかも。
写真がきれいで、静か。淡々と進む。静かなクラシック音楽を聴いているような感じ。 -
科学絵本というか写真集
読むより写真を見るだけでも楽しい -
子どもと本をつなぐ活動をしています。小学校4年生で空気と水の性質という単元があります。中学校2年生では物質の成り立ちという単元で原子・分子をやります。それぞれの学年に応じた読み方ができ、大人も楽しめます。身近な水の様々な状態を美しい写真で見せてくれます。科学読みものとして文章も優しい口調でいい。見ているとちょっと実験してみたくなる。化学への誘い。