34丁目の奇跡

  • あすなろ書房
4.03
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感想 : 104
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  • Amazon.co.jp ・本 (163ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784751521922

感想・レビュー・書評

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  • クリスマスが近づいてくるこの時期にこの本を読むことができたのは僥倖である。自身をサンタクロースであるという老人が巻き起こす様々な奇跡の物語。素敵なお話。

  • 信じる気持ちは奇跡を呼ぶ!
    うーん、内容はドラマっぽい。

  • 星新一さんのショートショートに、
    クリスマスのおかげで宇宙人から攻められなかったという話があったのを思い出しました。

    サンタクロースはいないの?という少女の質問に真剣に答えたアメリカの新聞社がかつて話題にもなりました。

    北村薫さんの『空飛ぶ馬』はサンタクロースではありませんが、確かに馬が飛びました。

    信じる、ということは
    奇跡を起こす。
    それくらい大切なことだと本書から教えてもらいました。

    サンタクロースを信じられなくなった全ての人たちへ。

  • サンタという存在がお話の中だけではなく、現実と爽やかに融合した作品。人が想像する力の奇跡をこの本から教えていただいた気がします。読んでいるだけで、おひげがモフモフの優しい瞳のサンタクロースを感じられます。ぜひ映画も見てみたいです。

  • 映画が有名な「34丁目の奇跡」。
    「自分はサンタクロースだ」と言う老人の言動が、さまざまな奇跡を巻き起こす心温まる物語です。
    心から信じる気持ちは、不可能かと思われたことも成し遂げてしまう力に変わります。
    いかにも物語的な「できすぎ」な展開だけど、クリスマスならそれも許される!
    サンタさんが本当にいるかどうかはともかく、純粋に心から何かを信じることって大事なんだなと思えました。

  • 実在?するサンタクロースのお話です。戦後まもなく作られた映画を小説化された作品ですが2002年に復刻版として発売された小説で、いつの時代の話でも通用すると思います。話中のような目に見えない善意や思いやりを世界中の人々が持つことができれば、世の中戦争など起こらないかなと思いました。ほっこりします。


    [NDC]933.7
    [情報入手先]自校図書館
    [タグ]令和5年度第3回美作支部司書部会/冬におすすめの本(美作R5-3 )

  • クリスマス間近だったので。
    初めて読んだけど、ほんわかあったか系のお話。
    映画もあるそうなので見てみたい。

  • クリスマスのお話の中で、いちばん大好きです!

    信じる心は常識を超える!
    って、すてきな言葉だなと思います(o^^o)

    身の回りにあふれているたくさんのモノよりも、目に見えない善意や、思いやりや、信じる気持ちのほうが、本当ははるかに大事であることを、
    クリス・クリングルはあらためて思い出させてくれます。            —あとがきより—

  • 今まで読んだ本、TOP3に入る大好きな心温まる本です!
    小中学生でも読みやすいくらいの内容ですが、物語に引き込まれて、先の展開がどうなっていくのか気になります。そして最後の終わり方も私はとても好きです!
    こんな優しい気持ち忘れずにいたいなーと思う作品。定期的に読んでほこっりしたくなります。


    初めて読んだのは中学生くらいの時。読書感想文のため(だったような気がする…)母が買ってきてくれました。
    そしてついにハリーポッター全巻を読破した小学生の娘に、ママの好きな本だよ!と勧めて読んでもらいました!
    ですが、そこまで娘には響きませんでした。笑
    また少し大人になって読んでくれたら嬉しいなー


    王道な感じで、子供向けかな?と思うかもしれませんが、気になった方には是非読んでいただきたいです!!

  • 自分をサンタクロースだと思い込んでいるクリス・クリングルはひょんなことからデパートのサンタ役になる。

    おもちゃ売り場では子どもに希望を与え、そのデパートに売っていない品物は他の店で売っていることを親に伝え、クリス・クリングルは大評判になった。
    夢を持たせる姿勢に感銘を受ける人もいれば、疑いの目を向ける人もいて、裁判沙汰になってしまう。

    裁判では、サンタ宛の郵便物が裁判所に配達されたことから「信頼できる郵政省の配達は信頼できる=クリス・クリングルはサンタだと信用できる」となり、見事に夢を壊さずに済んで万歳。
    デパートの担当者の女性とその娘さんと若手弁護士も一緒になって万々歳。
    クリス・クリングルは本当にサンタなのでは、という余韻を残して物語は終わる。

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    子どもに夢を与えることが何よりも大切なのか、と訊かれたら、いちばん大切だとは言い切れないと思う。けれど、夢を持たせることが可能なのであれば、夢や希望を持たせてあげたほうがいいんだろうな。

    デパートのおもちゃが夢や希望になるのならクリスマスの買い物は安いものだろう。けれど、物語のなかでは働いている人がどんどん解雇される。それはもう簡単に解雇される。実際のアメリカ社会でも解雇は容易だと聞いたことがある。
    こんな簡単に仕事がなくなったら子どもに夢を持たせることも難しくなってしまうんじゃないかな。すこしくらいは余裕がないと夢は用意できない。クリスマス前に解雇されたら辛いよな、と思わずにはいられない。

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