彼の名はウォルター

  • あすなろ書房
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本棚登録 : 194
感想 : 25
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  • Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784751530740

作品紹介・あらすじ

打ち捨てられたような不気味な屋敷で、コリンが見つけた奇妙な本。そこに描かれていたのは驚愕の真実だった…。人気作家エミリー・ロッダのスリルあふれる謎解きサスペンス! オーストラリア児童図書賞受賞作。

感想・レビュー・書評

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  • 彼の名はウォルター/エミリー・ロッダ【レビュー】 | Librarian Nightbird
    https://ameblo.jp/librarian-nightbird/entry-12720752229.html

    さくまゆみこ|好書好日
    https://book.asahi.com/writer/11002081

    イラストレーター | MAYUMI TSUZUKI・都築まゆ美
    https://www.mayumi-tsuzuki.com/

    あすなろ書房【彼の名はウォルター】
    http://www.asunaroshobo.co.jp/home/search/info.php?isbn=9784751530740

  • 古い館で見つけた一冊の本。そこには,魔女の予言に導かれたウォルタ-の生涯が描かれていた。ウォルタ−は魔女の孫娘スパロウ(雀)と運命的に出会う。tagから物語と現実が繋がる驚きを堪能。

  • 児童文学にもエンタメと純文学があるが、エンタメの大御所エミリー・ロッダの作品。
    歩いて、近くの歴史的名所に行く校外学習。骨折して松葉杖だったり、体が弱かったり、転入したてだったり、事情のある四人の生徒だけは、一人の教師とミニバスで向かった。しかし、途中でバスが故障。電波も届かず、嵐も来そうなので、近くの古い屋敷に避難し一晩過ごすことになる、というのはホラーでよくありそうな設定。
    その屋敷で机の隠し引き出しにあった本を読んでいく。現実と本の物語が同時進行で語られる。
    この本で語られるのがウォルターの人生であるが、彼が魔女マグダと暮らし始めるあたりから目の離せない展開になっていく。
    そしてラストの展開は、これは、あれだな。シャマランの映画「ビレッジ」に似ている。
    でも、よくできていて面白かった。
    現代の子どもたちもウォルターと何か関わりがあるのかと思ったが、それはなかった。あればもっと面白かったかも。
    読み終わって落ち着いて考えると、ウォルターの物語は文句なく面白いが、現代のパートはいまいちかな、と思う。しかしこの展開を考えると現代パートは必要。トータルでは、よくできている。
    そこそこ読める小学校高学年から中学生におすすめ。

  • さすがのエミリー・ロッダ。グイグイ読ませるわぁ。

  • 不気味な屋敷に駆け込み一晩を過ごすことにした5人。一冊の古い本を見つけた。その本を読み始めると同時に、奇妙な音や振動が聞こえ始める。
    現実と本のストーリーを行ったり来たりしながら、登場人物と、読んでいる私自身もページをめぐる手が止まらなくなる。いや、止めては行けない!
    久しぶりのロッダ作品でした♪

    (装丁が少しイメージと違いました)

    #小学生#中学生

  • 郊外の歴史的な町へ遠足へ行ったコリン達を乗せたミニバスが故障し、フィオーリ先生と4人の生徒が近くの古いお屋敷でタクシーが来るのを待つことになった。しかしタクシーはやって来ず、5人は携帯電話の電波も届かないお屋敷に泊まることになる。眠れない夜に、お屋敷にあった本を読んでみると、その本はお屋敷がモデルになっていた。

    作中作のストーリーに怯える子どもたち、しかしそれは真実を伝えるものだったのだ。本当に作中作のストーリーが増えたなぁ。

  • すごい、引き込まれてしまった!
    バスが故障して迎えを、古い屋敷で待つ少年たちの話。
    そこで、古い本を見つけみんなで読んでいく。
    最初はホラー?で、幽霊がでてくるのかなー?と思ったのだが、違った。(出てきたのは出てきたが、、、)
    古い本の内容も、ファンタジー感が溢れていて面白かった!
    現実と本の内容が交互に描かれているが、手に汗を握って入り込んでしまった!

  • こどもむけホラー?作品。(説明読むとサスペンスらしい)こわいのが好きなこどもは好きそう。

  • ファンタジーでありホラーでありミステリーであり歴史であり。
    面白い。

  • 全体的にホラーのようなダークファンタジーのような不気味な雰囲気がたちのぼる児童書。
    (ジャンルとしてはサスペンスのようです)

    遠足のバスが立ち往生し、不気味な屋敷で一晩過ごすことになったコリン。
    そこで奇妙な本を見つけ、引き込まれるように物語を読んでみると…。

    まるでおとぎ話のような物語が、まさかこんな結末につながるとは…!
    予測していなかった展開に完全に度肝を抜かれました。
    児童書だからと言って油断しちゃいけないなと反省(笑)

    最後には心打たれるような感動も味わえて、「読んでよかった」と満足度高めです◎
    謎解き小説のような一面も持っていて、大人でも十分楽しめる1冊。

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著者プロフィール

オーストラリア在住のファンタジー作家。『リンの谷のローワン』シリーズや『デルトラ・クエスト』シリーズ、『ティーン・パワーをよろしく』『フェアリー・レルム』『ロンド国物語』など多数の人気児童書シリーズを執筆。とくに『デルトラ・クエスト』シリーズは、日本をふくめ全世界で大ヒットし、累計1500万部を突破している。2014~2015年に日本でも出版された『勇者ライと3つの扉』は、デルトラ世界とつながっていたことが判明し、話題を呼んだ。

「2016年 『スター・オブ・デルトラ 1 〈影の大王〉が待つ海へ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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