はだしであるく

著者 :
  • あすなろ書房
3.42
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本棚登録 : 185
感想 : 17
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  • Amazon.co.jp ・本 (36ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784751531143

作品紹介・あらすじ

足のうらで地球を感じる。身体感覚を呼び起こす絵本!

夏、スイカをつついたカラスを追って、はだしで道路へ。
小さい石が、足の裏に、くいくいあたる。
マンホールの上は、あっつあつ。目玉焼きができそう!
横断歩道を渡ると、あれれ? 白い所は熱くない!
川の土手から一気に川へ。
ひんやりした川砂が、足の甲をすべっていく。
川の音がする。風の流れる音がする・・・。

感想・レビュー・書評

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  • 最後に裸足で歩いたの、いつだろう。
    足裏でいろんな事を感じて気持ちいいんだよね。
    今は川に入るのだって、専用の靴があるもんね。
    裸足で歩き回れた時代に戻りたいな。

  • 書籍紹介情報 出版社・メーカーコメント
    足のうらで地球を感じる。身体感覚を呼び起こす絵本!夏、スイカをつついたカラスを追って、はだしで道路へ。小さい石が、足の裏に、くいくいあたる。マンホールの上は、あっつあつ。目玉焼きができそう!横断歩道を渡ると、あれれ? 白い所は熱くない!川の土手から一気に川へ。ひんやりした川砂が、足の甲をすべっていく。川の音がする。風の流れる音がする・・・。


    感想
    「はだしであるく」地球を感じる。カラスを追っていた話が地球の深い場所、広い場所へと壮大な流れに・・・。
    最後に地面を裸足でふれたのはいつでしょう?
    水泳もしないし、武道もしないのではだしになる機会が大人になると少ないですが。
    畑や田んぼでどろあそび、川遊びのときに地球を踏みしめた懐かしい記憶がよみがえります。親子でよんで、実際に体感するのが楽しい絵本かも。
    子どもの五感を育む、はだし保育を思い出しながら読みました。

  •  畑のスイカをつついたカラスを追いかけていたら、靴がぬげた女の子。女の子は、裸足で、カラスを追いかける。畑の中は、スイカの葉っぱのうぶ毛が足に当たって、ちくちくぞわぞわ。家の前の道路では、足の裏に小石が当たって痛い。道路は、場所によって、ふんわり、硬い、じんめり、乾いてる所がある。公園のセミのいる桜の木の下には、セミの穴。アスファルトの道路は、地面のフライパン。からすを見つけて、四つ這いになって追いかける。川に入る。河原で、仰向けになる。
    ※私の子どものころ、裸足で歩いた記憶がよみがえる。今は、砂浜でもやけどしそうなくらい熱い。子どものころと、世界の気候が変わってきているのを実感する。裸足になる機会も減ってきているけど、足の裏で何かを感じるっていうのは、自分の世界を広げてくれる大事な感覚だと思うけどなあ。
    石川えりこさんの絵は、「こくん」のときもそうだけど、手足のデフォルメの仕方や視点の変え方、子どもの表情、ペンの使い方がいいと思う。

  • スイカを狙うカラスを追って裸足で駆けだした。グニャグニャするところ、ゴツゴツして痛いところ、乾いているところ、熱いところ、ヒンヤリするところ。とうとう河原までやってきた。ふだん感じ取ることのできない感覚になんとも言えない大きな気持ちになる。

  • ダイナミック!足の裏で地球を感じる。絵がいい。お話もいい。

  • 雨上がり、畑でスイカをつつくカラスをおっかけて、長靴を放り出して追いかける!

    〇最初はおそるおそる歩いていたのが、だんだん足の裏で世界を感じて走り出すのが気持ちいい
    セミの穴、みたことないなあ!

  • 夏の畑を、道を、公園を、土手を、川の中を。はだしになって、あるく。あるく。全身で自然を感じる感覚を描く。中学年以上の読み聞かせにも。

  • 大人目線の不思議な絵本。
    だって、今の私が、やってみたい。
    でも、今の私は、きっと出来ない...

  • はだしであるきたくなったよ

  • 裸足であるくことで自然とふれあう楽しさが伝わる

    2023絵本50

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著者プロフィール

ノートルダム清心女子大学人間生活学部児童学科教授
児童文学作家・児童文学者
保育園・幼稚園・図書館・児童養護施設・老人保健施設・刑務所など様々な場所で絵本の読みあいを続ける。
『チャーシューの月』(小峰書店)で,日本児童文学者協会賞。
「長期入院児のための絵本の読みあい」(西隆太朗と共同研究)で,日本絵本研究賞。
『あららのはたけ』(偕成社)で, 坪田譲治文学賞。『こくん』(童心社)でJBBY賞。
主な著書に、『感じあう 伝えあう ワークで学ぶ児童文化』『「こどもの本」の創作講座』(以上、金子書房)、『保育をゆたかに絵本でコミュニケーション』(かもがわ出版)、『幼児理解と保育援助』共著(建帛社)など。

「2024年 『立ちあう保育 だから「こぐま」にいる』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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