マグロをそだてる

著者 : 江川多喜雄

• アリス館 (2009年7月24日発売)

感想・レビュー・書評

[探耽(たんたん)さんの感想 · 2022年3月9日]

近畿大学水産研究所によって世界で初めて成功したクロマグロの完全養殖について描かれた物語絵本です。
日本だけでなくマグロは世界中で食べられる魚となり、生物としても資源としても守るべき貴重なものとなりました。
養殖は絶望視されていましたが、多くの研究者による努力が実を結びます。
今後の研究に期待したいですね。

[うちゅうのこどもさんの感想 · 2023年3月4日]

図書館本。クロマグロの完全養殖に向けての取り組みを書いた本。どうして養殖が必要なのか、にしっかりページを割いています。生き物相手にうまくいかないことが連発したこともじっくりと。

[5ma4baさんの感想 · 2020年6月25日]

子供向けは説明が丁寧でわかりやすいわ〜(・∀・)♥でも最終的にでっかい丸い生け簀の中で、マグロがグルグル回るのが正解だったとは。
怪我させないには、丸の中をグルグルが一番なのね。マグロも痴呆症の犬も幼児もʕ•̀ω•́ʔ✧

[lucy-skyさんの感想 · 2014年7月29日]

和歌山県にある近畿大学水産研究所が、マグロの完全養殖に成功するまでの物語。

クロマグロを生けすで飼いはじめ、32年目に世界で初めて完全養殖に成功。

著者プロフィール

１９３４年長野県生まれ。元・東京都小学校教諭。自然科学研究所代表。科学教育研究協議会会員。この本だいすきの会会員。著書に「小学校　理科の学力」「どうする小学校理科　新学習指導要領の検討」「小学校理科身近な自然の観察」（以上、子どもの未来社）「植物のふしぎ」（全３巻　童心社）など多数。

「2012年 『CD-ROM付　写真でわかる　花と虫』 で使われていた紹介文から引用しています。」