- Amazon.co.jp ・本 (32ページ)
- / ISBN・EAN: 9784752009825
感想・レビュー・書評
-
詳細をみるコメント0件をすべて表示
-
「もとは のらねこだった」猫をおうちに引き取った「わたし」に、猫は心を開いてはくれない。こんなに人間を怖がるような育ち方生き方をしてきたのでしょう。悲しいです。3歩進んで2歩下がるような、ゆっくりとゆっくりとした関わりが、それでも確実に近づいていく様子に心を打たれます。
猫だけでなく、人間だって、傷付いて誰も信じられない時、差し伸べられる手に自分をゆだねるのは難しいのですから。 -
〝春のある日 うちに ねこが やって来た。 もとは 野良猫 だった。 ゆっくり ゆっくり「うちのねこ」になるまでの お話しです〟・・・「この猫とは一生仲良くなれないかも知れない」と心配しましたが、今では私の膝の上に乗るのが大好きで、なでてやると、そのままずっと、うっとりと目を閉じてじっとしています。自分がこんなにも人間と仲良く暮らすことができる猫だとは、野良猫だったころは、想像もしていなかったことでしょう。人生(猫生)とは、不思議なものです・・・この絵本の作者<高橋和枝さん>の優しさあふれる「あとがき」より。
-
保護されたのらねこをひきとったけれど、まったくなついてくれなくて……という絵本。季節がひとめぐりして、そうしてゆっくりゆっくり、「うちのねこ」になっていくんだね。ほっこり。
-
特別絵がかわいいわけではないけれど、現実的な場面と飼い主さんの気持ちを素直に表した言葉に共感しながら読んでいるうちに、最後は心にじわーっとこみ上げるものが。
大人向けのような気もしますが、子どもにもちゃんと伝わるかな。
-
春にやってきたねこ
なかなか懐かない
寒い冬の夜に1週間かけて布団で一緒に寝るようになる -
おねえさんがひっかかれてかわいそうだった。
-
保護された猫が飼い主に心を開くまでの話って大事なことだと思い中学校で読み聞かせしました。読み終わったあと生徒が「ほっこりしたお話で」 と言ってました。