こやたちのひとりごと

  • アリス館
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本棚登録 : 129
感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (40ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784752010678

作品紹介・あらすじ

山里や海岸にひっそりとたっている小屋たちが、一人一人語り出します。「からっぽじゃないよ」「ぼくをたてたひとは えらくない えらくないから すきなんだ」など、ユーモアのある言葉で、ものを見るのが楽しくなる絵本。

2007年に出版されていた本をもとに、8ページ増やし、写真を選び直して、文の一部を改訂しました。
中里さんは、年を重ねた人々の肖像写真を撮るかのように、日本全国の小屋を撮影してきました。
谷川さんの、小屋たちが語っているかのような文で、読んだ人が世界に引き込まれます。
この本を読んだ後には、街を歩くときにも小さな家が気になり、お気に入りの小屋を見つけたくなりました。
すべてのものに命が宿っている、という感覚を子どもたちに楽しんで欲しいと思っています。

感想・レビュー・書評

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  • えっこんなところに…とか
    この小屋の中は何があるんだろうか…とか
    朽ちて倒れそうになっていても踏ん張っている小屋が、妙に気になったりと。
    あちこちに見かけるが、スンと通りすぎるのが常だった。

    だが、この絵本を見たら気になってしまう。
    なぜって
    それぞれいろんなひとりごとをつぶやいているから。

    むかしから ずうっと ここにたってる
    どこかにいきたいと おもったことはない

    から始まるひとりごと

    気になる

    わたしぐらいの としになると
    くちはてるのも わるくないっておもう

    いや〜これはせつないわ。



    • 111108さん
      湖永さん、お返事ありがとうございます。
      この本探してみます。「小屋もつぶやいてるんだなぁ」って、本当にいろいろ聞いてみたくなりますね♪
      湖永さん、お返事ありがとうございます。
      この本探してみます。「小屋もつぶやいてるんだなぁ」って、本当にいろいろ聞いてみたくなりますね♪
      2023/07/02
    • 湖永さん
      ぜひぜひ探してみてください。
      谷川俊太郎さんのことば、どれもすてきですよ。
      胸にささることばがきっと見つかると思います。
      ぜひぜひ探してみてください。
      谷川俊太郎さんのことば、どれもすてきですよ。
      胸にささることばがきっと見つかると思います。
      2023/07/02
    • 111108さん
      湖永さん、こちらの本「ビリケン出版」版で読みました。湖永さんの読まれた方が後から再編集されて小屋の数も多いそうです。ちょっと残念。でも谷川さ...
      湖永さん、こちらの本「ビリケン出版」版で読みました。湖永さんの読まれた方が後から再編集されて小屋の数も多いそうです。ちょっと残念。でも谷川さんのひらがなつぶやきと小屋のひなびた感じが合って楽しかったです♪
      2023/12/24
  • こやたちのひとりごと | 谷川 俊太郎,中里 和人 | 絵本ナビ:レビュー・通販
    https://bit.ly/3WhJNIs

    billiken shokai
    https://billiken-shokai.co.jp/billiken_files/book/book_zoom/book_koyatachi.html

    中里 和人
    https://nakazato.info/

    こやたちのひとりごと 谷川俊太郎(著/文) - アリス館 | 版元ドットコム
    https://www.hanmoto.com/bd/isbn/9784752010678

  • どこかで見かけたような小屋たちの写真に、谷川俊太郎さんが台詞をつけた写真集。
    放置されてたり、綺麗に塗り直されていたり、パッチワークのような継ぎ接ぎだったり、カラフルだったり、いろいろぶら下げてたり。
    畑の真ん中、海辺、山の中と、とにかく次々と現れる小屋たち。
    申し訳なくも途中から文字が目に入らなくなってた。
    こんな小屋、見つけたらきっとヨッシ!とガッツポーズしちゃうよね、なんて思いつつ、小屋に夢中になってる。
    この小屋は何に使われていたんだろう、と思いを馳せるのも楽しい。

  • 絵本だけれど大人の方が楽しめそう。
    物は等しく朽ちていく。生き物も人も朽ちていく。「こや」に親しみがわいてくるけれど、朽ちつつあるものに自分を重ねられるのは子どもではなく大人かもしれない。

  • どこかにひっそりと建つ建物たちを擬人化した写真絵本。

  • 山里や海岸にひっそりとたっている小屋たち。ユーモアのある言葉で語りだす。うっわ。味のある小屋がたくさん。建物なのに中と外の間。家は圧倒的に中だけど小屋は自然の一部に見える。外感がある。佇まいに物語がある。いいねえ。

  • 8歳5ヶ月の娘に読み聞かせ

    小屋に注目するなんて
    おもしろいーーー

    こうやってみると
    いろんな小屋がある
    どれもデザインが違って
    おもしろい

    一体なんのための小屋なのか
    気になるーー

  • 今にも壊れてしまいそうな小屋などの写真が次々に登場します。谷川俊太郎さんがそれぞれを言葉で表現していきます。

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著者プロフィール

1931年東京生まれ。詩人。1952年、21歳のときに詩集『二十億光年の孤独』を刊行。以来、子どもの本、作詞、シナリオ、翻訳など幅広く活躍。主な著書に、『谷川俊太郎詩集』『みみをすます』『ことばあそびうた』「あかちゃんから絵本」シリーズ、訳書に『スイミー』等がある。

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