過去の声―一八世紀日本の言説における言語の地位

  • 以文社
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  • Amazon.co.jp ・本 (570ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784753102211

作品紹介・あらすじ

〈私が話し、書く言葉は、私に帰属するものではない〉
この意表をつく言葉で始まる本書は、18世紀日本(徳川期)の言説空間---漢学・国学・文学・歌論・歌学---における言語をめぐる熾烈な議論が、その果てになぜ日本語・日本人という起源への欲望を生み出したかをを解き明かす。
シュタイ(主観・主体・主語・主題)・言語・文化・歴史の不可分の関係を論じ、「日本思想史研究」を50年ぶりに塗り替える、丸山真男以来の達成。

著者プロフィール

酒井 直樹(さかい・なおき)
1946年生。コーネル大学人文学部教授。日本思想史、比較文学、翻訳論。『過去の声』(川田潤ほか訳、以文社)、『希望と憲法』(以文社)、『ひきこもりの国民主義』(岩波書店)。

「2022年 『ポストコロニアル研究の遺産』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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