感じる服 考える服  東京ファッションの現在形

制作 : 高木 陽子  成実 弘至  西谷 真理子  堀 元彰 
  • 以文社
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  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784753102938

作品紹介・あらすじ

――臨場感あふれる独創性は読者にファッションの再発見を促す――
いま、世界で東京ファッションデザインに熱い視線が集まっている。本書は、以下の10組のデザイナーによる作品とインタビューで立体的に構成されたファッションデザイン論。本書は海外からも注目され、来年には英訳本の刊行が決定されている。
〔参加デザイナー〕
《アンリアレイジ/ANREALAGE 森永邦彦》
《h. NAOTO 廣岡直人》
《ケイスケカンダ/keisuke kanda 神田恵介》
《まとふ/matohu 堀畑裕之・関口真希子》
《ミナペルホネン/minä perhonen 皆川 明》
《ミントデザインズ/mint designs 勝井北斗・八木奈央》
《サスクワァッチファブリクス/SASQUATCHfabrix.ワンダーウォーカーゲリラバンド》
《ソマルタ/SOMARTA 廣川玉枝》
《シアタープロダクツ/THEATRE PRODUCTS 武内 昭・中西妙佳・金森 香》
《リトゥンアフターワーズ/writtenafterwards 山縣良和》

感想・レビュー・書評

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  • ファッション

  • 皆川明ミナペルホネン

  • 2011年に東京オペラシティで開催された企画展の図録。展示は見ていないのだが、ここ10年くらいのファッションの動向はどうなっているのか知りたくて手に取る。聞かれた名前もあるが殆どは知らなかったデザイナー。それぞれの作り手がどのようにファッションに興味を持ち、学び、造っていくうちに社会に受け入れられていくのかその過程が語られる。カタログというよりも各デザイナーに対するインタビュー集となっており、それぞれの語り手の言葉が明確に浮き上がって読み物として十分楽しめる。
    特に巻末を飾るwrittenafterwards山縣良和氏は、日本では劣等生だったにもかかわらずイギリスに渡り、現代アートに近い独自性のある発想が生かされセントマーチンズで主席で卒業、その後ヨーロッパでやっていくことも難しさを知り、純粋に表現者として向かい合うこと意識した姿勢はお見事で、語られるエピソードは胸を打つ。

  • 貸し出し状況等、詳細情報の確認は下記URLへ
    http://libsrv02.iamas.ac.jp/jhkweb_JPN/service/open_search_ex.asp?ISBN=9784753102938

  • 今年観た美術館博物館の常設・企画展をとおして一番心に残ったもの。
    そのカタログ。
    これを見る前からミナ・ペルホネンの服が好きだし、見た後はまとふの長着が欲しくなった。ほかの展示も見てすぐよりも、日にちがたった今のほうがイメージが鮮明に浮かぶ。衣服に対する興味や情熱が薄れかけるたびにこの企画を思い出してみよう。

  • 日本のデザイナーの独自性に焦点をあてたファッションブック。
    写真・テキストのバランスが良い。

  • インタビュー形式でデザイナーの言葉が読める。
    展示の理解も深まると思う。

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