- Amazon.co.jp ・本 (448ページ)
- / ISBN・EAN: 9784753103621
作品紹介・あらすじ
『ジェンダー・トラブル』によって明らかにされた権力と言説によるジェンダー形成の過程。ジェンダー/クィアに関する理論書である同書は、フェミニズムやジェンダー、クィア・スタディーズにおいて画期をなすと同時に、多くの物議を醸した。
「ジェンダー」と同じく、「セックス」は言説によって構築されるものなのか。そのとき、身体の物質性はいかに理解されるのか。
本書は、『ジェンダー・トラブル』へ寄せられた批判に応答した、その続編であり、バトラーの「もうひとつの主著」である。
本書の原題 Bodies That Matter における"Matter"は「問題=物質」という二重の意味を持つ。これを強調して邦題は『問題=物質(マター)となる身体』とした。
アルチュセールの「呼びかけ」、オースティンの「行為遂行性」、フロイト/ラカンの「身体的自我」「ファルス」、フーコーの「系譜学」「主体化=服従化」、デリダの「脱構築」「ファルス=ロゴス中心主義」、イリガライ/デリダの「コーラ」、クリステヴァの「アブジェクション」など多くの思想家・著述家を参照しながら、規範的権力によって構築されるセックス、ジェンダー、人種などの既存の境界を撹乱する試み。
近年、改めて注目が高まるフェミニズムやLGBTQ、ブラック・ライヴズ・マターに代表される「人種」の問題にも接続しうる現代の理論書。
感想・レビュー・書評
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哲学者ジュディス・バトラー「フェミニズムは、男性と戦うことではない。社会支配と戦うのです」 | ジェンダーは、あらゆる場所に存在する | クーリエ・ジャポン
https://courrier.jp/news/archives/290474/
身体への侮り 視線に苦しめられる女性たち 翻訳家・文芸評論家・鴻巣友季子〈朝日新聞文芸時評21年6月〉|好書好日
https://book.asahi.com/article/14384377
問題=物質となる身体/J・バトラー【重版出来】 – 以文社
http://www.ibunsha.co.jp/new-titles/978-4753103621/詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
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