体系講義 対象関係論 上―クラインの革新とビオンの継承的深化

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  • 岩崎学術出版社
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  • Amazon.co.jp ・本 (280ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784753311897

作品紹介・あらすじ

クラインによって確立されビオンによって革新的なステップアップがなし遂げられた対象関係論。著者は精神分析的対象関係論の全貌をわかりやすく知りたいというニーズに応えるため,その黎明,確立,成熟,行き詰まり,そしてあらたな進展という歴史を見通せるように提示するとともに,1950年代の成長期から1990年代の成熟期に至る対象関係論の豊かな成果も描き出す。上巻では,重要概念の解説に続いてその創始にかかわったフロイトとアブラハムの業績が紹介され,対象関係論の本体であるメラニー・クラインを人生史も含めて詳しく解説,さらに対象関係論に豊かさと発展をもたらしたビオンの人生と前期の業績が紹介される。

感想・レビュー・書評

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著者プロフィール

1950年佐賀市に生まれる。1975年熊本大学医学部卒業。1999年精神分析個人開業。京都大学大学院教育学研究科教授を経て,現在京都大学名誉教授。日本精神分析協会正会員,日本精神分析学会運営委員。著書 「対象関係論を学ぶ―クライン派精神分析入門―」(岩崎学術出版社),「分析空間での出会い」(人文書院),「分析臨床での発見」(岩崎学術出版社),「私説対象関係論的心理療法入門」(金剛出版),「精神分析体験:ビオンの宇宙―対象関係論を学ぶ立志編―」(岩崎学術出版社),「分析実践での進展」(創元社),「不在論」(創元社),「摂食障害との出会いと挑戦」(共著,岩崎学術出版社)その他。訳書 ケースメント「患者から学ぶ」,「あやまちから学ぶ」,「人生から学ぶ」(訳・監訳,岩崎学術出版社),ビオン「ビオンの臨床セミナー」(共訳,金剛出版),「再考:精神病の精神分析論」(監訳,金剛出版)その他。

「2021年 『体系講義 対象関係論 下』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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