天は人の下に人を造る: 「福沢諭吉神話」を超えて

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  • インパクト出版会
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  • Amazon.co.jp ・本 (303ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784755402500

作品紹介・あらすじ

はなはだしい誤解の下に「日本の顔」とされてきた福沢の真実の姿を明らかにする。1万円札からの引退を!

感想・レビュー・書評

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  • 一万円に載っている人物として正しいのかどうかという批評された本。
    人の上に人を造り、人の下にも人を造ったことを引用しながら論評されている。
    福沢諭吉という人物をパッと表現する際に、学問のすすめなどが出てくるが、そこにかかれているのは必ずしも真実ではなく、人を引き寄せるために表向きの表現をされている。
    福沢諭吉は、これまでも多くの著作をしており、その中ですすめからは想像できるような人物ではなかったことに驚かされる。
    天は人の上に人を造らず、人の下に人を造らずといえり、、、のいえりは、世間で言われているだけだと冒頭に書かれていて個人の意見ではないことに驚いた。
    福沢諭吉という人物をどう評価するかは、人それぞれだと思う。
    しかし、最低でも本当の意図を知っておきたい人にはいいのではないかと。

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著者プロフィール

1953年、埼玉県生まれ。帯広畜産大学教授(哲学・思想史)。
著書に『福沢諭吉と帝国主義イデオロギー』(花伝社)、『福沢諭吉 朝鮮・中国・台湾論集――「国権拡張」「脱亜」の果て』(明石書店)、『天は人の下に人を造る――「福沢諭吉神話」を超えて』(インパクト出版会)、『人にとってクルマとは何か』(大月書店)、『野蛮なクルマ社会』(北斗出版)、『クルマが優しくなるために』(ちくま新書)、『クルマ社会と子どもたち』(岩波ブックレット、共著)、『男権主義的セクシャリティ』(青木書店)、『クルマを捨てて歩く! 』(講談社プラスα新書)、『道路行政失敗の本質』(平凡社新書)、『レイプの政治学』(明石書店)、『「日本は先進国」のウソ』(平凡社新書)、『AV神話』、『買物難民』(大月書店)、『カント哲学と現在』(行路社)、『「買物難民」をなくせ! 』(中公新書ラクレ)、『逃げられない性犯罪被害者』(青弓社、編著)、『「3.11」後の技術と人間』(世界思想社)など。訳書にH・J・ペイトン『定言命法』(行路社)。

「2017年 『さようなら!福沢諭吉 Part2』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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