- Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
- / ISBN・EAN: 9784756254375
作品紹介・あらすじ
幽寂に佇む美しき遺構たち。その在りし日を偲ぶ。
本書は、世界各地の廃墟となっている城・教会・修道院等の美しい遺構を、有名無名を問わず紹介する写真集です。世界遺産に登録されているスケールの大きな歴史的な遺構から、どのような経緯で打ち捨てられたのかわからない小さな廃教会まで、いわゆる廃墟写真集とは一味違う幽寂の世界をお楽しみください。朽ち寂れ静かに佇む建造物から、往年の栄華を想像するも良し、ダークファンタジーな世界を夢想するも良し、廃墟ならではの魅力を存分に堪能できる1冊です。
感想・レビュー・書評
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この手の写真集にしては本が小さめだが、廃城や廃教会を堪能できた。崩れ具合が素敵と言える建物って本当にすごい。青空の似合うものもあるが、やはり宵闇に佇む姿が好きだ。
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絵画や映画のような写真集。
廃城、廃教会には曇り空や霧が似合いますね。 -
夢の中で見たような城がそこにある。
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なんとも美しく想像をかきたてられます。石の廃墟にどうして惹かれるのかなあ。15×15cmで短い説明がよい。
表紙はアイルランド、カシェルの「ロック・オブ・カシェル」アイルランド南部、アイルランド古王国のひとつマンスター王国の王の居城。5世紀にアイルランドの守護聖人である聖パトリックが王を改宗させた場所だと考えられている。
スコットランドではイングランドの攻勢により廃城に、また廃教会ではヘンリー8世のイギリス国教会創立に伴いそれまでの教会が廃止され廃墟となっているのが多い。
フランス、ベルギーではフランス革命時に廃教会のなったものがいくつか紹介されていた。
廃城、廃教会は為政者の攻勢の跡なんだなあ。
2020.11.16初版第1刷 図書館 -
静寂、神秘、歴史、幻想…
非日常の世界に誘われるような感覚を得られて
心地よい。
いつか足を運び直接目にするとどのような感情に見舞われるのか、今は思いを馳せるだけでワクワクします。
それぞれの廃城を最も魅せられる瞬間(昼、薄暮、など)に撮影されているのだろうな…と勝手に思いました。 -
寂の美しさに加え、撮影者の "しをり" の感がみえてきます。
資料目的の購入で写真も綺麗だったので、大きいサイズで値段が高くても良いくらいの素晴らしい一冊でした。 -
良い写真が多いのに割と小さな本なのが残念。
英国の重く垂れ込めた雲とかも相まって凄く良い。
基本的に英国中心にヨーロッパ、ロシアとかウクライナも。 -
2022 テーマ展示「旅」展示図書
京都外大図書館所蔵情報
資料ID:647956、請求記号:748||Pai