- Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
- / ISBN・EAN: 9784756255433
作品紹介・あらすじ
この道を歩けば、どんな景色が待っているのだろう?
町なかの昔からある狭い道・路地を眺めると、その町で暮らす人々の息遣いが聞こえてくるようです。本書は、地域の暮らし・歴史・文化に深く根ざした、日本全国の旅情をかき立てる美しい路地の情景を100箇所以上掲載しています。この道の先にはどんな景色が広かっているのだろう? ひと時の誌上旅行をお楽しみください。
感想・レビュー・書評
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江戸情緒溢れる路地や昭和っぽさの残る路地など、とても美しく切り取ってあります。
防災の観点から見たら危険なんだろうけれども、このような風景が日本各地に残されていることは、地元の人々の弛まない努力なんだろうなぁと思います。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
日本の路地の写真。
尾道、金沢だと美観地区と言われるくらい整って美しい。
観光や映画でも知られている。
心が動かされるのは、人の息遣いを感じる雑多なところだ。
雑多であればあるほど味わいを感じる。近さを感じる。魅力的とすら思える。
P43 真鍋島〜屋根瓦と軒下の物干し。
P58 京都西陣〜すだれ。軒下の玉ねぎ。自転車。
P88 三重県尾鷲市〜電線。2階の洗濯物。
P114 石川県金沢市〜雪に烟るスナック。
P142 東京都月島〜緑に囲まれた路。
P174 青森県むつ市〜スナック、呑み屋の看板。電柱
好きな所は、そこから誰かを感じるところだ。
ひとつの物語があるところ。 -
日本全国の様々な路地が最低限の説明とともに美しい写真で紹介されている。
とても有名な場所や、メイン通りからそれた路地、またはそこに住む人の息遣いが聞こえるような景観が、朝、夜、雨、雪など色々な表情をみせる。
防災の面を考えると不安を覚えつつも、こうして住まう人々の努力で守られてきた歴史を思うと感慨深い。 -
人1人が通れるくらいの細い路地の両脇にあるしもた屋。もしくは武家屋敷。表紙は東京都文京区本郷。こういう雰囲気の路地を日本全国で紹介。巻末にはそれぞれの場所の説明もある。日本の街の美しさは路地裏に有り? 日本の街並みも捨てたもんじゃないなと思った1冊。
2021.9.22初版第1刷 図書館 -
観光地の路地も良いなと思ったが、何気ない日常が垣間見える路地も良い。
写真に切り取られた光景以外の顔も見たくなる。
身近な路地から散歩してみよう -
個々興味深く、一箇所あたりの紹介が少なく感じた。
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京都旅行に行った時、路地に心を動かされて、後日この本を借りた。
ページをめくる度わくわくする〜
路地ってなんて美しい!素敵!!! -
「世界の路地」「世界の窓」みたいなシリーズの写真集の一冊。
いままでは「世界の」しかなかったから、コロナで「日本の」を出したのかなと思ったら、やっぱり2021年の9月出版だった。
いろんな地方、いろんな街の良い感じの路地が集まってるけど、どうしても小京都風の、古い茶色の木造の建物の路地が多くなるよね。 -
こういう日本全国の景色とか紹介する系の本て、北から紹介するのが普通と思ってたのに、沖縄から始まって北上していくのが衝撃的すぎた。
坂の次くらいに路地が好き。
ずっと見てられるわ。
でも、いろんな風景見てて思うけど、単に路地が好きと言っても、好みはあるなぁ…と。
全部が全部好きなわけでもなかった。
自分の好みに合わないのもあった。