世界の朝ごはん-66カ国の伝統メニュー-

制作 : パイ インターナショナル 
  • パイ インターナショナル
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  • Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784756255952

作品紹介・あらすじ

朝ごはんには文化や歴史がつまってる! 各国で愛される定番の朝ごはん167種

フランスのベーカリーに並ぶクロワッサン、アメリカのダイナーのエッグベネディクト、中国の朝市で食べるお粥……。世界66カ国の伝統的な朝ごはんを、しあわせな朝の風景とともに美しい写真で紹介します。食材や調理法、コラムも掲載。旅する気分で楽しめる1冊です。

感想・レビュー・書評

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  • 世界の朝ごはんを知ることができる。
    66カ国の伝統メニューがずらり。

    オールカラーで各国の朝の風景やお店なども知れて、旅をしているような気分になる。

    マンネリ化してしまいがちな朝食だけど、この世界の朝ごはんを見て、バラエティにとんでいることに驚き、その国ならではの文化や歴史を知ることもできる。

    フランスのクロワッサンやアメリカのエッグベネディクト、中国の白粥、ベルギーのワッフルなんて朝食としても食べるんだとか…
    トルコは、テーブルいっぱいに色鮮やかに並んでいる…凄いっ!


    明日の朝食は何にしようか⁈なんて思うほど美味しそうな朝ごはんを見れました。





  • うちの朝ごはんが世界一! いろんな国の朝食26選 | BuzzFeed News(2020年1月12日)
    https://www.buzzfeed.com/jp/juliegerstein/utinogohangaironnano26

    世界の朝食からの解説・ニュース・特集 | NHK国際ニュースナビ
    https://www3.nhk.or.jp/news/special/international_news_navi/articles/tags/205/

    世界の朝ごはん | PIE International
    https://pie.co.jp/book/i/5595/

  • 世界各地66ヵ国の朝ごはんに注目した、写真集。
    ヨーロッパ 北中南米 中東・アフリカ アジア オセアニア
    Colume1~8、参考文献有り。

    世界66カ国の国別に並ぶ、167種の朝ごはんの写真集。
    美味しそうな朝ごはんの写真に、食材や内容を解説、
    朝の風景や朝ごはんの様子をも添えている。
    各国の様々な朝ごはんは、その地域性や気候、食文化、
    習慣や民俗、歴史をも教えてくれます。
    様々なパンは小麦、ジャガイモ、とうもろこし、豆など。
    粥も米、トウモロコシ、麦、蕎麦の実など、その地域の素材で。
    一皿のシンプルな姿でも、たっぷりのバターや甘味、卵、
    保存食でもあるハムやチーズ、魚などがあり、
    元気に繋がるエネルギーを与えてくれます。
    水分補給の冷たいスープ、身体を温める具沢山のスープ。
    飲み物は、コーヒーや様々なお茶、発酵飲料など。
    こちらもたっぷりの甘味やミルクで活力アップ。
    イタリアではミルク入りのコーヒーは朝だけだって。
    独自のローカルフードや食材を活かした料理は、味に興味。
    ケーキやパンケーキ、パイやドーナツのような
    おやつにもなる食があったり、一日に2回の朝ごはんもある。
    また、たっぷりの朝ごはんもあり、近所でランチしてた
    マサラ・ドーサやナシゴレン、モンティクリストが
    実は朝ごはんということに、驚きました。

  • 世界の朝食集。国別に紹介。ほとんどが一皿で収まる、というか一皿に盛り合わせている。日本だと、ご飯に味噌汁、納豆漬物と伝統朝食だと最低4皿くらいにはなるが。日本が無いのが残念。

    表紙はロシアのシルニキ。
    カッテージチーズに似たロシア独特の白チーズのトヴァロークを使ったパンケーキ。チーズの分量が多くふんわりしてパンケーキのような味わい。白いのはスメタナ(ロシアの発酵乳)

    やはりイギリスをみてしまう。
    ベイクドビーンズと焼きトマトの皿。ホテルで食べた朝食とそっくり同じ写真。

    「ポリッジ」があった。何かの小説に出てきて想像できなかったもの。オーツ麦を牛乳で柔らかく似たもの。オーツ麦は薄茶色だ。なるほどこういうものか。

    出ました「ハギス」スコットランドの伝統的な朝食に出る。羊の胃袋に茹でた羊の内蔵のミンチとオーツ麦、玉ネギ、ハーブを入れ詰めてゆでるか蒸したもの。

    「ブラックプディング」豚の血を混ぜたソーセージ。
    ガイドさんが、今朝の朝食の黒いのはハギスです、と言ったのだが、これはブラックプディングだったようだ。


    2023.3.19初版第1刷 図書館

  • こういう本はパラパラみるのが気軽でよい。写真で癒される。自分はフランスの朝ごはんが好みだった。日本の朝食は載ってなかったな。。。

  • ○朝ごはんは元気の源!
    写真をながめるだけでも「よしっ!」と体の底から元気が出てくる
     朝ごはんの歴史や語源などの朝ごはん豆知識も面白かった
    ○簡単な材料と手順の紹介だけなので、どんな風につくるのかな?とか、どんな風に食べるのかな?とか空想が広がる
    ○朝食の風景の写真や町の雑踏の写真が旅心をくすぐる
    ○世界中で幸せに朝ごはんを食べられる日々がおとずれますように

    ◎はじめに
     どの国の朝食もその国ならではの食材や作り方の工夫、文化や歴史がつまっています。
     世界の朝の風景と、朝を彩る料理を旅する気持ちで!

    ○どれも素敵で目移りしてしまいますが(写真がずるい)、気になったものを

    ・フランス…シンプル
     クロワッサンは少しだけ特別な朝
     カリオストロのたまご!ウフ・ア・ラ・コック、名前がキュートだ

    ・スペイン…1日5回の食事。朝ごはんは2回
     ガスパチョ、一度夏に挑戦したい

    ・ドイツ…火を使わない
     なんか、ジブリっぽい。
     朝からビール!さす、ドイツ

    ・ポーランド…心も満たされそう
     プラツキ、ジャガイモのパンケーキかな?絶対美味しいやつ
     ラツーシェキ、リンゴのパンケーキ。絶対美味しいやつ

    ・チェコ…“脂の木曜日”って!カトリックって!
     クライダ、具だくさんなサワークリームとビネガーのスープ。昼食でも食べたい

    ・スイス…素朴
     レシュティ、細切りじゃがいもの小さな丸いの

    ・イタリア…ミルク入りのコーヒーは朝だけ
     カプチーノとコルネット(クロワッサン)

    ・クロアチア…オーストリア・トルコ・イタリアの影響
     ポレンタ、トウモロコシの粉のお粥
     ソパルニク、薄い小麦粉の生地に青菜を挟んだの。パリっとしてそう

    ・イギリス…豪華な朝食
     キッパー、燻製ニシンをソテーやグリルで卵ややさいを添えて
     イングリッシュマフィン、大好き! 
     サーモン&スクランブルエッグ
     ポリッジ、麦のお粥
     ブラックプディング、豚の散ソーセージ

    ・デンマーク
     スモーブロー、ライ麦パンのオープンサンド

    ・フィンランド
     カルヤラン・ピーラッカ、ミルクがゆのパイっぽいパン
     
    ・ノルウェー
     フラットブロー、羊飼いの薄いパン

    ・ロシア…温かい、乳製品、飲み物は砂糖たっぷり
     そばの実のカーシャ、そばの実のお粥
     ブリヌイ、もっちりクレープ
     シルニキ、白チーズのトヴァロークを使った甘さ控えめなパンケーキ

    ・ベラルーシ
     ドラニキ、すりおろしたじゃがいもに卵、小麦粉、塩少々を加えたパンケーキ。

    ・モルドバ
     ザバ、たっぷりの野菜と香草、ヌードル入りの酸味が効いたチキンスープ。

    ・ウクライナ
     レイジー・ヴァレニキ、具無しの水餃子をジャムや粉砂糖で

    ・ブルガリア
     メキツィ、ヨーグルトを練り込んだ小麦粉の生地を薄く伸ばして揚げる
     バニツァ、小麦粉の薄い生地に塩漬けした白チーズ(シレネ)を巻き込んでお焼いたパイ
     アイリャン、ヨーグルトと水を同量混ぜ、塩を加えた飲み物。レモンやミントを加えることも

    ・ジョージア
     マツォーニ、カスピ海ヨーグルト
     ハチャプリ、舟形のチーズパンに卵を落として焼いたもの

    ・アメリカ…イングリッシュ・ブレックファストに似た内容
     エッグベネディクト、うまい
     ベーグル、うまい
     ビスケットとソーセージグレイビー、うまそう
     グリッツ、トウモロコシの粗挽きのお粥
     ロコモコ、うまい←朝ごはんたったのか!

    ・カナダ
     モンティクリスト、フレンチトーストとクロックムッシュを合わせたようなホットサンド←甘いとしょっぱいや~
     メープルシロップとパンケーキ、間違いない

    ・メキシコ
     タマル、古代文明のころからの食べもの。トウモロコシをすりつぶしたものに油脂を加え、トウモロコシの皮やバナナの葉で包んで蒸したもの

    ・ブラジル
     ポン・フランセース
     ポン・デ・ケージョ
     タピオカ、タピオカ粉のクレープ

    ・ペルー
     パン・コン・チチャロン、豚バラと野菜ののサンドイッチ

    ・ボリビア
     サルティニーヤ、小麦粉の生地で具材を包んで焼いたもの
     チャングア、卵入りのミルクスープ
     
    ・トルコ…カフヴァルト、テールいっぱいに並べられた料理
     メネメン、野菜たっぷりトロトロスクランブルエッグ
     チュルブル、ポーチドエックスにヨーグルトソースと唐辛子のオリーブオイルをかけて
     シガラボレイ、春巻き風料理
     スジュック、目玉焼きにサラミソーセージ
     シミット、リング状のゴマパン。半分にカットしてチーズやジャムを塗ったり、具を挟んだり

    ・イスラエル
     シャクシュカ、オリーブオイルで炒めた玉ねぎやニンニク、パプリカをトマトソースで似て非なる、卵を落とす

    ・モロッコ
     ベルベルオムレツ、北アフリカ先住民ベルベル人の伝統料理
     ハリラスープ、トマトベースで野菜や豆を煮込んだもの
     バグリール、セモリナ粉のパンケーキ
     ムサンメン、セモリナ粉のクレープ

    ・ケニア
     マンダジ、三角形のゆっくり揚げパン
     ウガリ、トウモロコシやキャッサバを湯で練り上げたもの

    ・エチオピア
     インジェラ、イネ科のテフを使った発酵クレープ

    ・タンザニア
     サンブーサ、サモサルーツのスパイシーな揚げ物

    ・インド…北部は小麦、南部は米
     チャパティ
     マサラ・ドーラ
     イドゥリとサンバル、ココナッツチャトゥーニ
     ←米とウラド豆を蒸したもの
     ブーリ、チャパティを揚げたもの

    ・スリランカ
     イディアッパ、米粉麺
     エッグホッパー、米粉にココナッツミルクを混ぜたものをお椀形に焼き、卵を落とす
     マスフニとロシ、ツナ缶にココナッツフレーク、玉ねぎと唐辛子、ライムをたっぷり搾って

    ・ネパール
     セルロティ、米粉ドーナツ

    ・中国…食堂や屋台で
     白粥
     油条←大航海時代ポルトガルでチュロスに変身
     豆腐脳、醤油あんで
     腸粉、米粉をといたものに肉やエビのすり身を巻いて蒸しあげ、しょうゆ味のタレで。
     
    ・韓国
     チュク、種類豊富なお粥

    ・ベトナム
     フォー、大好き!
     ソイガー、おこわに鶏肉。絶対美味しい
     バインミー、食べたい
     ブン、フォーではないもう一つの米粉麺

    ・マレーシア
     バクテー、骨付き豚肉を漢方でじっくり煮込んだもの

    ・フィリピン
     チャンポラード、餅米をココアやチョコレートパウダーで煮たチョコレート粥

    ・シンガポール
     カヤトースト、カヤジャムをたっぷり塗って

    ・インドネシア 
     ナシクニン、ターメリックライス

    ・オーストラリア
     アボカドトースト、作った!うまかった
     ベジマイト、説明読んでも正体がわからない…

    ・タヒチ
     ポワソン・クリュ、マグロと野菜をライムかレモンの果汁とココナッツミルクで

    ・サモア
     ココ・アライサ、カカオのお粥


    ※朝ごはんの名店
     その国らしさが味わえそうな町のなかにある

    ※朝ごはんの歴史
     新石器時代
     朝食は、狩猟採集の時代にはなかった。
     動物の飼育、穀物の栽培、収穫物の貯蔵という3つの習慣が始まる
     ←朝食が可能に
     バター、チーズを作る保存法の発見 
     ←長期保存
     
     世界最古の朝ごはん
     文書の記録:古代エジプトのファラオ
     「王の朝食の管理者」という役職の廷臣がいた
      ワインやビールに浸したパンが食べられていた
     朝食を指すエジプト語は「口を清めるもの」
      ワインは神聖な飲み物、ビールは庶民の飲み物だった

     古代ギリシアの朝ごはん
     「アクラティスマ(少量の混じりけのないもの)」
     パンをワインにひたしたもの
     朝食に、コーヒー、お茶、チョコレートのような刺激物をとる習慣はべつの形で昔からあった
     きちんとした食事は1回か2回
     デイノプン…夕食
     アリストン…2回あるうちの・朝食

    ※朝ごはんのスタイル
     ブレックファスト(Breakfast)の語源
     …Break(破る)、Fast(断食)、断食のあとに初めて食べる食事、転じて起きて初めて食べる食事
      今は昼食をいう“デジュネも「断食を破る」”という意味があり、本来は起きて初めて食べる食事のことだった
      19c の産業革命で人々の生活時間が変わり、デジュネをとる時間が遅くなり、食事が2食から3食になり「小さなデジュネ」として「プチプチ・デジュネ」=朝食という言葉が生まれる
      ブランチはイギリス発祥

     コンチネンタル・ブレックファスト
     …大陸風朝食。ヨーロッパ大陸が起源。主に火を通さない食品でまとめられた簡素な朝食。基本的に甘い朝食ですが、ハムやチーズがつくことも

     イングリッシュ・ブレックファスト
     …ヨーロッパの伝統的な朝食の中で1番リッチな内容。火を通した料理で構成される。こうちゃはポットでサービスされることも多い

    ※朝ごはんの飲み物
     3大ドリンク…コーヒー、紅茶、チョコレート
     ・アーリー・モーニングティー:イギリス
     ・ロシアン・ティー:ロシア
      ←ジャムは入れない、スプーンで舐める
     ・ボザ:ブルガリア
      ←麦の発酵飲料、ノンアルコール、甘酒みたいの
     ・カフェオレ
     ・ミントティー
      …ガンパウダーという丸まった緑茶の茶葉とたっぷりのフレッシュミント、たっぷりのサドルをポットに入れて、高い位置からお湯を注ぎ、煮出したあと、高い位置からコップに注ぐ
       ミントの香りをたたせる
     ・トルコチャイ:トルコ
      ←ミルクやスパイスは入れない
     ・マサラチャイ:インド
      ←たっぷりの香辛料とミルク
     ・カフェ・スア:ベトナム
      ←ベトナム・コーヒー、コンデンスミルク
     ・テ・タレ:マレーシア
      ←コンデンスミルクたっぷりの紅茶
     ・アトレー:メキシコ
      ←トウモロコシ粉に温かいミルク
     ・マテ茶:アルゼンチン、ウルグアイ、他南米諸国
      ←モチノキ科の常緑樹の葉や枝を乾燥させたお茶 

    ※朝ごはんの調味料
     ・オランデーズソース:アメリカ、西洋諸国
     ・アイヴァル:クロアチア、東欧諸国
     ・ヌクマム:ベトナム
     ・ドゥルセ・デ・レチェ:アルゼンチン、南米諸国
     ・タヒニ:トルコ、中東諸国

    ※朝ごはんの果物
     ・デーツ:サウジアラビア、中東諸国
     ・オリーブ:トルコ、モロッコ、地中海沿岸地域
     ・ベリー:デンマーク、北欧諸国
     ・パパイヤ:ブラジル
     ・アサイー:ブラジル、アメリカ

    ※映画と朝ごはん

  • 写真を見てるだけで幸せな気分になれる。
    本当に簡単なものや、手の込んだもの。
    朝食を2回とる国。
    世界は広い。

  • その土地の気候風土や歴史から生み出された、多種多様な朝ごはん。
    甘いパンにコーヒーの国もあれば、火を使わない国や、外食が基本の国もある。
    しかしこうして見比べてみると、日本の朝ごはんは手をかけすぎなのかもしれない。今時は豪勢な朝ごはんは旅館の贅沢なのかもしれないけれど。
    因みに私は朝塩気のある汁物がないと力がでないので、海外旅行の際はインスタントのスープを持参する。
    写真がどれも美味しそうで、みんな食べたくなる。

  • 写真が美しく、旅行気分を味わえる。簡単な解説もあり、現地の生活に根付いた情報が得られるので興味深い。食事は文化がよくあらわれるので学習の息抜きにこういった本を見るのは楽しい。
    本書監修者のサイトにいくと未掲載国の朝ごはんも見られる。
    https://www.world-breakfast-allday.com/menu

  • 世界中の多彩な朝ごはんをその国の自然、風土や習慣、国民性などの解説と一緒に楽しめる本。まだまだ食べたことのないメニューが旅に行きたい気持ちを募らせる。日本の朝ごはんがないのが残念。

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