とびません。

著者 : 大塚健太

• パイ インターナショナル (2023年10月18日発売)

作品紹介・あらすじ

ペンギンは鳥だけど、空を飛ばなくたっていいんです鳥なのに空を飛ばないペンギン。鳥の仲間がいっしょに飛ぼうよと誘っても飛びません。飛行機に乗ったゴリラや、気球に乗ったパンダがあらわれても飛びません。空を飛ばないのには、ちゃんと理由があるんです。『うごきません。』のコンビによるユーモア絵本。

感想・レビュー・書評

[ちーママさんの感想 · 2023年12月16日]

※最後まで あらすじが書いてあります。

ペンギンは 鳥だけど飛びません。友だちのフラミンゴに誘われても、飛行機に乗ったゴリラに誘われても、気球に乗ったパンダに誘われても、お客さんがいっぱい見ていても飛びません。
お客さんの風船が飛んで行った時、ペンギンは パタパタ 羽を動かすけれども、飛びません。アザラシが空を飛んでいても、飛びません。
水に飛び込んだ ペンギンは泳ぐのが上手で、空を飛んでるみたいに見える。水の中は 安全で好きな食べ物もあるから、 空を飛ばなくていい。
それでも空を飛んでみたくなる時、ダチョウが ペンギンを乗せてくれた。でも、ダチョウ も空を飛べません。

※「うごきません」の大塚健太の作品。同じようなパターンだけど、読み聞かせでは子ども達に大人気。
特別支援学級の子どもたちに読み聞かせした時、次は飛ぶかなと 声をかけると喜んで予想してくれた。介助員さんたちも結構 ノリノリで参加してくれた。ペンギンやダチョウは絶対飛ばないとわかっていても、展開を楽しみにしてくれていた。
特にアザラシが飛んでいる場面では、もしかしたら ペンギンも飛ぶかもという反応だった。それでも最後まで絶対飛ばないところがいいね。
柴田ケイコさんの絵も、とぼけた感じの動物たちで、ほのぼのした作品だった。

[たまネコ♪さんの感想 · 2024年2月3日]

この一本筋が通っているペンギン、好きなんだけど。
ダチョウの背中に乗っている表情がキュート♪

[ふじぽんさんの感想 · 2024年3月8日]

2024年3月6日（水）朝学
6年B組
何とも言えない表情のペンギンさんが主人公です。
（さすが、柴田ケイコさんの絵！）
「とぶかな？」→「とびません」、「とぶのか！？」→「とびません」の繰り返しなのですが、６年生の子たちが反応してウケてくれたのが、めちゃくちゃうれしかったです（笑）。
風船の場面では、「えっ！　アザラシが！」と、ちゃんと驚いてくれました◎
小さい子には繰り返しのおもしろさや鳥の生態についての情報が楽しい絵本ですが、周りに流されず自分の道を突き進むペンギンに勇気をもらえる、そんな本でもあると思います。
「とべない」んじゃなくて、「とばない」のだ！
（読み手:M）

[りょうへいくんさんの感想 · 2024年3月4日]

最後のページがいちばんおもしろいよ（9歳2ヶ月本人談）

[kouhei170919さんの感想 · 2024年3月4日]

「とんでほしかったのに〜」と言ってました（6歳5ヶ月）

[ころころさんの感想 · 2024年2月24日]

とぶのかな？とびませんよね。当たり前なんだけどそれが面白い。

[まえみなさんの感想 · 2024年2月11日]

柴田ケイコさん絵の本でハズレありますか？てぐらい柴田ケイコさんの絵が好きすぎます。子どもたちも大好きです。ペンギンの目の感じがバッチリです。そう、鳥だからってみんな飛べるわけじゃない。特性活かして生きていこう!!
〇未就学児～

[おくとぱすさんの感想 · 2024年2月4日]

リズム感が楽しい絵本。
子供の知的好奇心も刺激できそう!!

[hosinotukiさんの感想 · 2024年1月28日]

そうよね，ペンギンはとびません！ダチョウもね．

[unknownさんの感想 · 2023年12月30日]

ペンギン
フラミンゴ、飛行機に乗ったゴリラ、気球に乗ったパンダ、あざらし

空は飛べなくても水の中を飛ぶように泳げる
ダチョウが背中に乗せてくれると言うけれど、ダチョウと飛べなかった。

著者プロフィール

1976年、埼玉県出まれ。おはなしを手がける絵本作家。絵本作品に『うごきません。』『おにゃけ』『でんにゃ』(以上、パイインターナショナル)、『いちにちパンダ』『ワニはどうしてワニっていうの？』(以上、小学館)、『おやつトランポリン』(白泉社)、『フンころがさず』(KADOKAWA)、『ちんあなごのちんちんでんしゃ』(講談社)など。

「2023年 『にんじゃ　シジュウカラのすけ』 で使われていた紹介文から引用しています。」