祭壇画の解体学: サッセッタからティントレットへ (イメージの探検学 2)

著者 :
制作 : 遠山 公一 
  • ありな書房
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本棚登録 : 17
感想 : 1
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  • Amazon.co.jp ・本 (312ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784756611178

作品紹介・あらすじ

サッセッタからマンテーニャ、ラファエッロからブロンツィーノ、そしてティツィアーノとティントレット、ゴシック的な多翼祭壇画からルネサンスの静謐で古代風祭壇画を経て、フィレンツェ・マニエリスムからヴェネツィア・ルネサンスへまで、祭壇画の成立と展開、そして解体と再構成を分析し、これら解体された祭壇画をオリジナルな状態に戻し、それらの表象を改めて解体して、創造の秘蹟を探険する。

感想・レビュー・書評

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  • 祭壇画の解体学=祭壇画の再構成/ほとんどの祭壇画は、歴史の中で、解体され、あたかもひとつの自律した作品であるかの様に額縁に入れられて美術館に展示されている。
    いまやコレクションアイテムと化した一枚の板絵がかつての教会の祭壇画という複合体の一部であると認識する作業。歴史的文書(支払い/契約)の認識と読解、画家様式の研究、図像学、既存の祭壇画の形式についての知識を、総動員して可能になる。

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著者プロフィール

兵庫教育大学大学院教授/イタリア美術史

「2020年 『憧憬のアルストピア』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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