世界で一番の恋をしよう!〈2〉 (ECLIPSE ROMANCE)

著者 : 麻生雪奈

• 桜桃書房 (1997年6月1日発売)

感想・レビュー・書評

[彩波（いろは）さんの感想 · 2011年10月11日]

　何で、こんなに八尋がこだわるのか……っていうのが、イマイチよくわからなかったんだけど。
　何となく、わかった。
　そういうことだったんだね。

　それにしても、雅也付き、とか超・厄介な小姑だよね（爆）
　でもまぁ、八尋なら乗り越えてくれるんだよねっ！　きっと。

　後、すっごく思ったのが。
　途中でテストの成績の話があるんだけど。
　八尋が1番にまた、ならないだろうか……って、変な期待をしてしまったんですが。
　そんなことはなく。
　ここは素直にいずみがまた1番でした。
　なんていうか……これって、書いてる人の性格なんだろうな……って思う。
　どう考えても、ここで八尋が1番をとったら、二人の関係はまた更にこじれたことになるし。
　そこに理由付けをするのならば、八尋がかなり嫌な、ひねくれものになってしまう（僕の脳内妄想によると）。
　でも、そうじゃないんだよね。
　八尋は真っ直ぐだし。
　そんなひねくれた行動はとらないんだ。

　多分きっと、これは書いた人の性格が、真っ直ぐだから、なんだろうな……と、痛感させられました。