なぜヨーロッパで資本主義が生まれたか:西洋と日本の歴史を問いなおす

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  • NTT出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (291ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784757143463

作品紹介・あらすじ

『プラトンと資本主義』『ハムレットの方へ』で衝撃的なデビューを果たし、その後も一作ごとに斬新な問題提起を行ってきた関廣野。その長年に渡る思索を振り返って語り下ろす。さらに日本史についても、従来の見方に囚われない大胆な解釈を提示する。「フクシマ以後」を生きる日本人に贈る1冊。

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  • 『なぜヨーロッパで資本主義が生まれたか――西洋と日本の歴史を問いなおす』

    著者:関曠野(作家)

    【版元】
    発売日:2016.05.30
    定価:2,592円
    サイズ:四六判
    ISBNコード:978-4-7571-4346-3

    この本の内容
    『プラトンと資本主義』『ハムレットの方へ』で衝撃的なデビューを果たし、その後も一作ごとに斬新な問題提起を行ってきた関曠野。
    その長年に渡る思索を振り返って語り下ろす。さらに日本史についても、従来の見方に囚われない大胆な解釈を提示する。「フクシマ以後」を生きる日本人に贈る1冊。
    http://www.nttpub.co.jp/search/books/detail/100002384.html


    【目次】
    はじめに――思想史とはいかなる作業なのか
    第1章 ヨーロッパ史を問いなおす――矛盾と相克の歴史
    第2章 革命について――革命神話はどのように生まれ、伝播したか
    第3章 民族主義という問題――「民族」観念の起源とその再生
    第4章 アメリカの世紀の終焉――グローバリズムの限界と平和の条件
    第5章 科学と社会――古代ギリシャの自然観と科学の再魔術化
    第6章 資本主義とは何であり、何が問題なのか――単なる経済現象ではなく、精神史的な問題
    第7章 貨幣の崇拝と通貨改革の思想――グローバル金融システムの支配からどう離脱するか
    第8章 日本史を再考するI (古代から江戸時代まで)――文明のユニークさを探る
    第9章 日本史を再考するII (明治から現代)――近代日本の権力構造
    第10章 歴史の証人としての知識人

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著者プロフィール

1944年東京生まれ。通信社勤務を経て、著作活動にはいる。
プラトン、シェイクスピア、ルソーらの根底的な読みなおしをとおして、独自の西欧近代主義批判を構築。19世紀以来われわれを呪縛しつづける進化イデオロギー(マルクス主義もそのひとつ)の克服、歴史をつくってきたさまざまな思想の役割を明らかにすることライフワークとしている。
〈著書〉『プラトンと資本主義』(1982、北斗書房、品切中)、『ハムレットの方へ』(1983、北斗出版)、『資本主義』(1985、影書房)、『野蛮としてのイエ社会』(1987、お茶の水書房、品切中)、『世紀転位の思想』(1992、新評論)、『左翼の滅び方について』(1992、窓社)、『国境なき政治経済学へ』(1994、社会思想社)、『教育、死と抗う生命』(1995、太郎次郎社)、『歴史の学び方について』(1997、窓社)、『みんなのための教育改革ーきょういく基本法からの再出発』(2000、太郎次郎社)、ほか。

「2000年 『みんなのための教育改革』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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