ワタシの夫は理系クン

著者 :
  • NTT出版
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感想 : 16
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784757150720

感想・レビュー・書評

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  • いっそのことマンガの方がよかったな。
    やや重め。ページ厚め。

  • 面白くない。
    ネタだろうけど、あまりにも理解がなさすぎる。
    夫の細かいところをこれだけ探せるのはすごいと思う。
    きっと自分のおかしいところは相当スルーしてそう。
    どちらにも欠点は同じだけあって違いは相手にどのように文句を言うかである。

  • 図書館
    エッセイ
    理系

  • 表紙の絵がかわいかったので買ってしまったが、中のマンガの絵ははっきりいって違う。
    今どきあり得ない絵というかマンガ。

    一つのタイトルに対して3ページ程度に作者が書いて、それに対するコメントのようなもを書くというパターン。
    まあ、読みやすいけど。。。
    「箱(段ボール)は同じサイズがイイ」とか、「録画のこだわり」には同感。
    自分が同じことをしているから。ちなみに私は理系クンではない。

    この本、理系クンの生態というよりも、電機系オタククンの方が近いと思う。

  • 結婚してから気がついた、夫の奇妙な言動をおもしろおかしくまとめた本です。・・・でも、夫と対比して語られる妻の言動もどうかと思うことがあったりして、ある意味お似合いのカップルなのかも。

  • つっぱしる理系夫との日々を綴る妻の当惑エッセイ。
    (「BOOK」データベースより)

    最近多いねぇ。「理系クン」をネタにした本が。それを目につくそばから手に取る私がいうことでもないけれど(苦笑)。

    うちは私も相方も理系。厳密に言えば、相方は工学系で私は化学系。今の職業は全く畑違いの地方公務員ですが。ま、物心ついたときから数字が大好きだった私はやはり理系? うちの相方は「ホントに理系かいっ!」と突っこみたくなる時と、「やっぱり理系だなぁ・・・」と呆れる時がある。

    本書に出てくるダンナさんは、まぁ理系っちゃ理系なんだろうけど、どちらかというと「オタク度」のほうが高いと思う。著者である奥様もアニメ好きなようなので、そのへんは似たもの夫婦ということなのだろう。
    それでも、ダンナさんの行動に「うんうん、わかるよ~」とうなずく部分もあったりする。
    理系の人ってねぇ・・・、というよりSEさんとかね、結構神頼みみたいなことするんだよ。ゲン担ぎっていうのかな。
    以前、業務システム運用関係の仕事をしていたとき、一緒にお仕事していたSEさんたちの間でまことしやかに囁かれていたのが「関係者がメロンパンを食べるとシステムが落ちる」だった。その部署にいた4年間、ほとんどメロンパンを食べるどころか、触れもしなかったもんね。怖くて。

    「理系」っていってもいろいろあって。相方と私とでは性格がかなり違ったりする。こだわる部分が異なるんだな。
    私はファッションというものにほとんど興味がない。洋服や靴を買うお金があったら本が欲しい。だから、職場に行くにもいつも定番の格好。色が変わるだけだね。本書のダンナさんと一緒。
    でも、相方は結構着るものにこだわる様子だ。そのツボがよくわかんないんだけど(苦笑)。

    それと、効率的に動くということも相方には通じない。
    私は一度立ったら、ついでにできることは全部したいタイプ。喉が渇いたからお茶を飲もうと台所に立ったついでに、トイレに行ったり、ワンコの食事の準備をしたり、なんだったら食事の後片付けとかもして、洗濯物干したりとか、全部の用事を済ませてから座る。がっ、である。それなのに、である。座った途端に相方が言うんだ。「あ、お菓子取ってきて」とか、「ヨーグルト食べたい」とか。立ってるときに何故言わない?といつも少しキレ気味に伝えるのだけれど、繰り返すのさ。
    行動する前に、パターンを作るんだよね。頭の中で。で、一番効率の良い順番で動くワケよ、私は。でも、相方は思い立ったが吉日タイプ。これは理系云々で語れることでもないな。性格だわ。

    閑話休題。本書に戻ろう。
    この本の夫婦は特別です。ダンナさんはいわゆる単純な「理系クン」ではないし、奥様も変わってらっしゃる。そして、もちろんそのやりとりも普通じゃない・・・と思いたい。普通じゃない2人の普通じゃないバトル。「理系」だから、「文系」だから、じゃなくて、その辺りを愉しんで読めばいいのではないかな。こんな生活している人もいるのねぇと呆れるのも良し、感心するのも良し、笑うのももちろん良し、である。

    「理系の夫」に呆れる奥様と、それに反論する「理系の夫」の両方の視点から読めるのが面白い。
    ただ、もう一度確認しておくけれど、このダンナさんは「理系<オタク」です!

    ※補足
    「喋る冷蔵庫」のエピソードがあったんだけど、それで感じたことが一つ。
    なんでもかんでもシステムで管理しちゃうのってどうかと思う。システムっていうのは基本的に人間の作業を効率化するためにあるんじゃないかな。要するに主体は人間なわけよ。電子レンジも今はメニューを選べばそれにあった処理をしてくれるし、インスタントの食品が多種多様に出てきているんだけど、そうすると、いつかはそれぞれの家庭の味ってのはなくなるような気がして気持ちが悪いのだ(料理もまともに出来ない私がいうのもなんだかなぁと思うが^^;)。人間が考える余地を残さないとねぇ。システム(家電)側が人間に指令するなんてのは非常に醜い。システム(家電)の効能を余すことなく使えると美しい。それが私の判断基準。

  • 家電製品の取扱説明書が使いにくいのは、書いている人が理系思考だからだとコラムで斬った人が書いた本。本文にある「心の役所に申請する」のくだりは2010年の最高傑作である。役所や保険、遺産関連の手続きが、多様な社会通念で混乱することを思えば、かさばる書類も難しい言い回しも理解に値する。そうなんだよね、理系さんにしてみればなんとこの世はいい加減な人たちでいっぱいなのかと…それが極端に走ると「パソコンデスクに乗って公道で走って遊ぶバカ(しかもYouTubeに載せておだってるはんかくさい奴ら)」に限って「乗って遊ぶな」って書いてないじゃないかって裁判で訴えるという悪知恵も持ってるのまで想定して説明書を書くんだろうな。取扱説明書に最近多い妙な警告文はきっと一般人のためではなく、極端な奴らに対抗する極端な反論なのだと思う。

  • まんが1ページにつき2,3ページの文章がつく構成ですが、まんがの絵柄が劇画風。夫の絵はまだリアルといえるかもしれないけど、妻は『いまどきこんな髪型あるか?』というリアリティのなさで、やたらに開脚それも∧でなく♢(膝だけを外側に開く開脚)で、非常に品が悪い。つい妻側の視線で読んでしまうので、妻を醜く描かれると、なんか不愉快です。ジャケットにそこそこ可愛いキャラクターに描かれているのに中身がこれって、ちょっと詐欺じゃないかしら。
    ところで理系夫さんの生態は、アスペルガーな感じ? 理系の村では高機能性自閉症の人が暮らしやすいだろうと思いました。

    しかし、この夫さん、理系というより電脳系ではないかと思うんです。動物や植物など、静物を相手に仕事をする人はこうではあるまいと、愚考します。

  • 理系の人間として、あぁ、こういうことあるある、と夫側に共感する部分があるものの、その一方で妻側からの視点でこういう風に見られているのか、と新たな発見もあった。

  • 20100508
    理系ダンナを持つ、女性編集者の連載コラムな本。
    このダンナはかなり重度だけど、理系男子的にはよくわかる話。

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著者プロフィール

1963年東京生まれ。ライター。東北大学文学部を卒業後、『月刊社会運動』(社会運動研究センター:当時)編集部勤務などを経てフリーランスに。家具道具室内史学会会員。昭和のくらし博物館企画展研究員。共著に、小泉和子編『パンと昭和』(河出書房新社2017)、同 編著『楽しき哀しき昭和の子ども史』(河出書房新社2018)、工藤員功 監修『昔の道具』(ポプラ社2011)など。

「2020年 『掃除道具』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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