世界の「下半身」経済が儲かる理由(わけ): セックス産業から見える世界経済のカラクリ
- アスペクト (2007年3月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (222ページ)
- / ISBN・EAN: 9784757213548
感想・レビュー・書評
-
・好奇心で読んでみたけど下らない本だった。まったく「なぜ儲かるのか」については書かれてない。いくら規模の市場なのかについてひたすら書かれてるだけ。飽きる。
・性風俗を扱った内容なのに猥褻物陳列罪って真剣に言ってるようで呆れ果てた。それはダジャレだから。
・途上国の売春婦が家族の為に体を売る事と日本の援助交際が遊ぶ金欲しさに行われる事を対比して、あたかも前者が美しいかのような記述を何度もしてるのに辟易。
・最終章に至っては親の教育やゆとり教育まで話を広げてて唖然。総括にしては薄っぺらいでしょう。
・唯一読んでタメになった点は、どの国では売春が合法なのかについてかな。欧州の各国で結構合法な事に驚いた。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
『世界の[下半身]経済が儲かる理由』という本を読んだ。日本・欧米・アジアと各地域ごとの性産業を、統計データを用いながら記述していく。各国ごとに売春の位置付けが異なり、重要な外貨獲得手段として政策に組み込む国や、徹底して禁止を貫く国。いずれにしても人類に普遍の欲求・現象をアングラに押し退け、闇経済に取り込まれるのか、所与のものとして社会に受容するのか。世界の状況を見渡せる一冊となっている。
「クーリッジ効果」p10
売春宿が株式上場を実現したオーストラリアの「デイリー・プラネット」p158 -
日本のデリヘルの売上は、島根県の経済規模と同じくらいらしい。
-
"ホンマでっか!?TV"でお馴染みの門倉先生の作品です。
「世界の下半身経済」と付く通り、風俗産業について真面目に書かれております。先に書評した「ヤバい経済学」や「不道徳教育」の様な書籍が好きな人は是非一読を♪ -
いろんなことを研究してる人がいるなぁ。
-
世界の下半身経済の実態を、数字として示した本著。
アンダーグラウンド経済として、そのほとんどは、明らかにされないようにされているけど、法体制や税または職業訓練をしっかりすれば、不況もなくなるんじゃないかと思えてきます。現状や数字だけ見るだけだと、どうして下半身経済が明るみに出せないのか、不思議に思う。いつの時代もどんな場所であっても、それを隠そうとするのはなぜなのかと思う。何が妨げになっているのか、それを探り出して解決することが、不況を抜ける近道かも。 -
テレビでおなじみの門倉氏の著作。
風俗産業の現状に焦点を当て、業態ごとの経済規模、国ごとの状況を分析している。
最終章では性産業の規制について提言している。
規制を強化すればアングラ化するというのには納得だが、適切な規制ラインはどこなのだろうと感じた。
ラブホテルの年間売り上げが日本のGDP1%に相当する額だったのには驚いた。 -
バンコクに住んで、今までなんとなくの知識だけでいた
“性産業”の存在感をこれでもかというほど感じ、
実態はどーなってるの?!と気になってたところに見つけた本。
いや~。。。
すごいんだな。現実を知りました。
サービスを求める男性と、それを“絶好の金稼ぎ”ととらえ
自らその世界に飛び込む女性(もちろんそうでない人もいるが)。
結果、この類の需要は永遠になくならない。
悲しいような、やるせないような、でもそれが現実。
もはや途上国では外貨獲得の重要な手段となってしまっているし…
データの列挙という感は否めないけど、日本と海外で事情を比べたり、
概要をつかむには良い本だと思う。