貧乏人大反乱: 生きにくい世の中と楽しく闘う方法

著者 :
  • アスペクト
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  • Amazon.co.jp ・本 (201ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784757215658

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  • 「素人の乱」の中心的な人物の松本哉の自伝的著作。

    貧乏だけどのびのび暮らした下町生活。法政大学にて、古臭い学生運動とは一線を画した「法政の貧乏くささを守る会」。そして、高円寺の「素人の乱」。

    彼の活動は、常にどこか憎めないマヌケな抵抗であった。

    法政時代は、運動の争点は学費値上げ反対、再開発反対、学食値上げ反対など一貫していた。しかし、それに対する闘争が、「くさやテロ」「コタツ闘争」「ビアガーデン闘争」「カレー闘争」など、これまた抱腹絶倒であった。

    そのスタイルは「素人の乱」にも受け継がれていく。
    今後の活動に期待である。

  • 素人の乱の松本哉さんの、自伝。
    常に面白いこと、ばかばかしいことをやろうと画策する。
    デモでの警察とのとんちんかんなやり取りが面白かった。
    3人だけのデモに機動隊が何十人も集まったり。

  • 素人の乱の松本さんの生まれてからこれまでについて。デモ申請時の警察とのやりとりがおもしろかったです。大学時代の活動について初めて知りました。

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著者プロフィール

一九七四年生。一九九四年法政大学入学後、一九九七年「法政の貧乏くささを守る会」結成。学食闘争やくさや闘争などを展開したのち「全日本貧乏学生総連合(全貧連)」を結成。二〇〇一年「貧乏人大反乱集団」結成。二〇〇五年高円寺にリサイクル店「素人の乱」をオープン。六本木ヒルズでの「クリスマス粉砕集会」、放置自転車撤去に反対する「俺のチャリを返せデモ」、中古家電売買規制に反対する「PSE法反対デモ」、土地所有に反対する「家賃をタダにしろデモ」、二〇〇七年杉並区議選立候補など、既成の運動概念にとらわれない自由で創造的な行動が注目を集めている。

主著:『貧乏人の逆襲!—タダで生きる方法』(筑摩書房、二〇〇八年)、『貧乏人大反乱』(アスペクト、二〇〇八年)、『素人の乱』(共編、河出書房新社、二〇〇八年)、『さよなら下流社会』(共著、ポプラ社、二〇〇八年)

「2010年 『グローバル化に対抗する運動ともうひとつの世界の可能性』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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