焼き餃子と名画座 わたしの東京 味歩き

著者 :
  • アスペクト
3.70
  • (8)
  • (23)
  • (15)
  • (4)
  • (0)
本棚登録 : 153
感想 : 31
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (280ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784757215672

作品紹介・あらすじ

神保町でカレー屋めぐり。代々木上原でドーナッツをほおばる。南千住で鰻に並び、湯島で一杯ひっかける。とびきりの東京の味。あちこち180店。町から町へ味から味へ。平松さんの毎日。たいせつな味の記憶。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 焼き餃子目当てでしたが…いろいろな食べ歩記でした。
    レトロな感がなんとも味わいあります。

  • shiro

  • やっぱり食に貪欲な人がうらやましい。平松さんの場合は取材でこれを食べてきてくださいっていうのも多いかもしれないけど、それにしても。私も読んだ直後は料理に目覚め、先日は上野で思わずじゅらくに入ってしまったが、すぐに熱が冷めるというか…

  • 国立に住み、東京女子大に通っていた著者。東京の西のほうの味には一家言をお持ちかと(もちろん、そこだけでなく、日本、いや世界中の味を知る食のエッセイストと認識している)。

    ともかく、西荻窪から始まって、阿佐ヶ谷、荻窪、吉祥寺は2回、幡ヶ谷、代々木上原、西新宿とよく知る界隈のお店が紹介されていて楽しい。

    しかし、よく知るお店もあるが、一方で、そんなお店あったっけ?!という新たな発見も当然多々あるのでありがたい。

    この本の利用方法は、出版社サイトにある担当編集者が見つけたという、この楽しみ方が、実に的を射ていてよい。

    「その一。おなかをすかせて読むこと。昼前でも夕方でも、ものすごくおなかがすいたなーというときに読むと、平松さんの文章が五感をえぐるようにしみこんできて、ぐっと細部まで文章を味わいつくすことができます。」

    「その二。その一で極限まで気持ちを高めたら、あとはそこに出てきた場所やお店に実際に行くこと。」

     実際に行きたい店は、メモった!
    (例えば、ぷあん@西荻、嘉賓@四谷、シャポールージュ@吉祥寺)
    カレーのお店もたくさん紹介されていた。どれも行ってみたいものだ。

     単なる食レポでなく、著者の若かりし頃の思い出、街の記憶も語られているところも良かった。
     前から順番に読む必要もなく、読みたい街だけ”つまみ喰い”してもいい。

  • あー、食欲の秋になんでこんな本を〜っ!

  • 平松洋子さん「焼き餃子と名画座(わたしの東京 味歩き)」2009.10発行です。昼どき、小昼、薄暮、灯ともし頃、の4つの章立てで、平松さんが歩き、食べ、味わった東京の店を紹介されています。店の紹介がそのまま町の紹介になっています(^-^)東京の味だなあと思ういくつかのトップに、焼き海苔、なると、しなちくの入った醤油味のラーメンを挙げていらっしゃいます。同感ですw!タイトルの「焼き餃子と名画座」は神保町の紹介です。今もあるのでしょうか・・・。薄暮では、湯島天神下の「シンスケ」の料理が紹介されてました!

  • ☆信州大学附属図書館の所蔵はこちらです☆https://www-lib.shinshu-u.ac.jp/opc/recordID/catalog.bib/BB03409725

  • 神保町のカレーの名店(スマトラ、マンダラ、ボンディ エチオピアなどまだまだたくさん)がいっぱい出てきて、嬉しかった。

  • やっぱり、彼女の文章はすごいと思う。
    あんなに食べ物について、食べた瞬間や匂いや味や
    雰囲気を上手に伝えられるなんて。

    食べたくなるし、想像できるし・・・
    彼女の的確な表現とリズミカルさは素敵だ。

  • 2013年1月8日

全31件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

平松洋子=1958年、倉敷生まれ。東京女子大学卒業。エッセイスト。食文化、暮らし、本のことをテーマに執筆をしている。『買えない味』でBunkamura ドゥマゴ文学賞受賞。著書に『夜中にジャムを煮る』『平松洋子の台所』『食べる私』『忘れない味』『下着の捨どき』など。

「2021年 『東海林さだおアンソロジー 人間は哀れである』 で使われていた紹介文から引用しています。」

平松洋子の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×