LE THÉÂTRE DE A ~Aの劇場~

著者 : 中村明日美子

• インデックス・コミュニケーションズ (2012年8月27日発売)

作品紹介・あらすじ

ゴスロリ専門誌『Gothic＆Lolota Bible』に掲載された、読み切りマンガ・イラストなどを集めた傑作集。
二部作の上巻です。

感想・レビュー・書評

[snow3さんの感想 · 2012年9月7日]

画集のような判型だけれど、豪華装丁単行本。二部作の上巻。ゴスロリバイブル掲載類のまとめ。オールカラー(基本墨＋１色)に書き下ろし１作。
しばらくお休みと言ったもののあっという間に復帰され、むしろ「もう少しゆっくりして良いのに。無理しないで下さいくれぐれも…」と思ってしまった明日美子さん。すっかり復活されて、やっぱり嬉しいものは嬉しいです。この手の作家さんでコンスタントに単行本出してくれる人は珍しいと思うので。

ゴスロリバイブル掲載作なので、服や小物のデザインはあざとい程にゴテゴテしておりますが、「あざといなぁ(笑)」と微笑ましく見てしまう所が明日美子作品らしい。どんなに耽美でもどんなにでデコライティブでもどんなに王道モチーフだろうとも、どこか客観的に見ている部分を感じるというか、そこに溺れていないスッキリさが心地良い。それでいて鉄板が鉄板であるが故の安定感と、無理のないオリジナリティと、無理のないコミカルさのバランスが絶妙。

デビュー時は叙情的エログロ耽美描線派という印象が強かったけれど、白明日美子・黒明日美子・グレー明日美子・大衆明日美子・マニア明日美子等等どんなときも明日美子さんらしく、本当に幅が広くて独自の空気感のある漫画家さんだったんだなぁと、新刊が出る度に改めて思う。

[dさんの感想 · 2018年9月2日]

絵がきれい。

[xxnenexxさんの感想 · 2013年10月25日]

待ってた一冊
決してゴス系好きな訳では無いので…と言う感じのわたしも
これは本当に即決だったよー
明日美子さんファンなら、絶対買うべき一冊
画集の様に丁重に保管
何なら2冊買い
保管用と、観賞用

[ゲンジバンザイさんの感想 · 2013年7月15日]

ゴスロリバイブル掲載漫画なだけあって、全篇美しい絵と耽美でたまに明日美子さんらしいユーモアなお話が楽しめる。この値段二納得

[かいさんの感想 · 2013年7月7日]

読みやすくってよかった。
相変わらず、「そそられる」絵柄である。

絵描きの話と、花の病気の話と、女装少年の話がよかった

[覇王柴さんの感想 · 2013年6月11日]

妹がAとBセットで誕生日プレゼントに買ってくれた。ゴス系ショート漫画とカラーイラストの上巻。アリス君と未亡人が好き。

[yuyuさんの感想 · 2013年4月1日]

買って良かった。中村明日美子さんのファンであれば、是非持っておきたい一冊だ。お気に入りは「I am a PIANO」。たった数ページの中で、これほど凝縮された世界を展開できるのは、中村明日美子さんのひとつの持ち味だと思う。中村明日美子さんの絵が好きなら、是非買ってみては。

[nisi24さんの感想 · 2013年1月7日]

ピアノの女の子の話が好きです。初めて曲を踊った男の子と、永い時を経て再開したラストは、思わず涙が溢れました。たった3～4ページで一つの世界をつくってしまう明日美子さんはやっぱり素晴らしい。
私は４年ですが、８年本になるのを待ちわびた人達は尊敬します。

[針子さんの感想 · 2012年12月12日]

やっぱり明日美子先生の描くものは本当に美しい、素敵。
明日美子作品では、ノケモノと花嫁だけはなんとなくあまり好きになれないような気がして読んでいなくて、その理由でこの本も買うか迷っていた。けれど、そんな迷いはいらなかった、と思うほど素敵だった！
ノケモノも読んでみようと思う。それも含めての、明日美子先生の色とりどりの顔を知っていきたい！

[りとさんの感想 · 2012年11月19日]

絵も丁寧で、話も短編なのに引き込まれる話ばかりで、それだけで十分素敵ですが、それ以上に装丁がすごい！綺麗！豪華！凝ってる！
二色刷やハードカバー。
漫画というより、画集って感じです。

著者プロフィール

二〇〇〇年に「コーヒー砂糖いり恋する窓辺」でデビュー。爽やかな青春物語からボーイズラブ、官能的な物語まで、多岐にわたる世界観で読者を魅了する。著書に『同級生』シリーズ、『薫りの継承』『あの日、制服で』などがある。

「2021年 『谷崎マンガ 変態アンソロジー』 で使われていた紹介文から引用しています。」