ばらかもん(1) (ガンガンコミックスONLINE)
- スクウェア・エニックス (2009年7月22日発売)
- Amazon.co.jp ・マンガ (168ページ)
- / ISBN・EAN: 9784757526167
感想・レビュー・書評
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優しくなれる本トップに入ると思います!
離島で、よそ者の書道の先生が 皆に受け入れられていく様子
といっても、最初からみんなほとんどが優しい
一クセも二クセも、それどころか五クセぐらいありそうな島民の方々(笑)
そしてそんな島民に心を開いていく先生
島の暮らしと、それに関わる人びとの心通わせる様をゆるく描いていて
とても面白いです
他の方も書いてますが、「よつばと!」好きな人にはたまらない作品です
ちょっとした特殊な日常って意味では「銀の匙」好きな人も好きだと思うし
「それでも町は廻っている」にも通じるところがあって面白いです
今からの時代、優しさが人を動かすのかもなーと思わされるし
優しくなれるなー、というマンガですので星5つです
、超おすすめ -
ぱぱーっと読んだだけだけど、面白かった。よつばど思いだした。もういっかいじっくり読もう。続きも。
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子供と離島異文化の日々。
「よつばと」とフィーリングが似ているが、あれよりは子供子供もしていないので好き。周りを固める人々も非常に個性的で楽しい。何か空気が楽しい漫画。 -
カッコイイけど、ちょっと変わった都会育ちの書道家・半田清舟が日本最西端の島で生活することに。軽く『よつばと!』を思い出す部分も。主要メンバーメンバーが登場してくる1巻。
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よつばと!と思って読むと、全然違いました。
というか、あんまりよつばと!っぽいって言われてるからって読むと、どうしてもよつばと!クオリティを求めてしまうのでダメです。
どっちかというとflat寄り? -
書道家として公募にも入選するほどの腕前の主人公が、自分の書風に壁を感じて長崎県の島に移り住む。そこで、島民たちとの触れ合いを通じて新しい書風を身につけていく……というのが大まかなストーリー。島ものというか、異文化交流ものの要素は忠実に組み込まれていて、都会人(で文化人)の主人公と、田舎の住人との交流が主軸になる。
魅力的なキャラクター配置や個々のエピソードは、舞台が離島ということもあって、ハートウォーミングなものになっている。これは、挫折を抱えて島にやってきた主人公が、読者との接点になるように工夫がなされているからだと思う。島の生活はプライバシーもなにもなく、都会育ちの主人公ではままならないことだらけだけれども、だからこそ島民との交流に心癒されるという構造。オーソドックスだからこその強みがそこにはある。
描き方は、明確に『よつばと!』の系譜につらなると感じられた。たぶん誰が読んでもそう感じるだろうが、『よつばと!』のよつば的な人物として、島の女の子のなるが配置されている。暴れ馬のようなキャラクターで主人公を振り回すことでストーリーを生み出している。問題は「島の生活」と「書道」の二つを結びつける位置に、なるがいないってことだと思う。
物語の基本的なラインは、主人公が島で生活しているうちに自分の書風を見つけるというものだけれど、ストーリーが「島の生活」のエピソードと「書道」のエピソードで溝があるように感じられた。両方とも、それ単体では面白いのだけれど、相乗効果が感じられないというか、この話だったら主人公を書道家にする必要はなかったかなぁと。たぶん、なるが実は天衣無縫な書道の天才キャラだったら、そういう問題も解決するのだとは思うが、あえてそうしなかった勝算はいかに?
絵は描き分けができていて、すんなり物語に入り込むことができて、洗練されていると感じられた。男性キャラの描き方がBLっぽいのは、作者自身も作中で茶化している通りだと思う。あと、子供の描き方が非常に上手くて感心してしまった。子供が上手に描ける人は、ストーリーの作り方も上手。
個人的には、書道業界の奥深さをもっと描くと面白いような気がする。特に、なにが評価されて、なにが評価されないのか、文字の良し悪しとか、そういう審美眼的なところの説得力が今一歩足りないので、主人公が「これが自分の書風だ!」みたいな感じで出た文字に、読んでいて「すごい!」と感じることができない。ただ、船に船名を書くエピソードは良かった。漫画家は書家ではないので、驚くような文字を表現するのは難しいかもしれないが、この壁をどう超えるかが今後の見所の一つだと思う。 -
コンプレックスを抱えた主人公が好きなので。
子供たちがかわいい。こども目線で生きられたらきっと世界は楽しい。 -
書道家修行中にいちゃんの離島田舎ライフ?!
アニメ化決定だそうな。(i44)