ハイスコアガール(1) (ビッグガンガンコミックススーパー)
- スクウェア・エニックス (2012年2月25日発売)
- Amazon.co.jp ・マンガ (173ページ)
- / ISBN・EAN: 9784757535121
作品紹介・あらすじ
『ポリゴン』って何? 食えんの? そんな2D全盛期だった古き良き格ゲーブーム到来の1991年。ヤンキーとオタクとリーマンが蔓延る場末のゲーセンに、彼女は凜と座していた──。
90年代アーケード・ラブコメディー!
感想・レビュー・書評
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怪奇系漫画で有名な押切蓮介氏の、ゲームセンターラブコメ漫画。
作者の押切氏は1979年生まれで、私とは5歳ほど離れており、私自身はあまりゲームセンターにのめりこんでいなかったこともあり、描かれているゲームのうち実際にプレイしたことのあるものは半数にも満たないが、ゲームセンターや駄菓子屋など当時の世相をよく表しており、非常に懐かしくなった。
少しネタばれになるかもしれないが、この物語は、1巻だけからは想像できないほどの広がりを見せる。
1巻の小学生編はコメディ要素が強いが、話が進むにつれて奥が深くなっていく。
ゲームセンターに魅せられた一人の人間の、一大抒情詩と言えるかもしれない。
押切氏は、作品の幅が広い。
「でろでろ」「プピポー!」「おどろ町モノノケ録」などほんわか怪奇系漫画、「ミスミソウ」「サユリ」などのサイコホラー、「ゆうやみ特攻隊」「焔の眼」などのアクション系、そしてこの「ハイスコアガール」のようなノスタルジックなラブコメなど。
単純に区分してしまったが、ひとつの作品内でも様々な要素を見せてくれるので、読んでいて感情の振れ幅が大きくなる。
この作品に関しては、ホラーの要素こそ皆無だが、笑いあり、切なさあり、感動ありで、感情を揺さぶられる。
まだまだこれから先が楽しみな作品。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
人いう字を三回書いてファネッフー!
話題作だからレンタルで済ませようとかコスいことやらなくて正解だった。きっと何度も読み返すことになる。
無言で訴える大野さんと一人で喋る春雄の関係性がたまらなく愛しい。かわいい。死にたくならない。末長く爆発しなくてよろしい。
ゲーム強い女の子と、後ろでゲーム見てるだけで楽しいと言ってくれる女の子の、二大ゲーマー殺し。
友達がいるやつに友達の言葉が背中を押してくれることがあるように、読書好きに偉人の言葉が背中をおすことがあるように、ゲーマーがゲームキャラに背中を押されることがあるんだ!春雄にとっての半径1mはゲームで満たされてるのだ!
その半径1mにかわいくてゲーム好きで同じ孤独を共有できる相手がいるんや!やっぱり爆発しろ!
次巻(4)からやや曇ってくるようだ。
春雄のゲーム熱が、春雄の半径1mが挫折でどうなるのか気になるところ。震えて待つ。 -
友人に薦められ購入。
作品の世界より少し年代上ですが(^^;
隋所に懐かしさを感じます。ノスタルジックな心地よさがいいですねー。
しかしまさかラブコメだったなんて!
大好物ですけど(^^) -
超ガチのゲームマニアたちのドキドキさせられる青春漫画。ゲームの知識がハンパない。押切蓮介のクセになる絵が良い。一般的に綺麗ではないこの絵で書かれた女の子にすごく惹かれる。キャラクターの存在が可愛い。主人公や友達のキャラも好き。
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場末のゲーセン。懐かしいな。
いやいやいや。わたしの格闘ゲームは、スーファミの「ストリートファイター2ターボ」だし、その頃は、もう大人だったし。
ゲーセンに行ったのは、それから、バーチャ時代までだし。
小中学校時代は、ゲーセンというより、バッティングセンターだったし。駄菓子屋の前にあったのは、インベーダーゲームや、ギャラクシアンだったし。
それでも、この風景は、懐かしい。微妙に全部混ざって、多分、記憶自体がねつ造されていると思うんだけど、これこそが、自分がたどってきた時代を切り取ってくれているような気がする。
多分、それは、このお話が、ものすごく限定された時代のものでありながら、どこか普遍的なところがあるんだと思います。
なにかに夢中になって、多分、世界から浮いている自分。そして、はみ出した自分を受け入れてくれる避難所のような場所。
最近は、全くといっていいぐらいゲーセン行ってないな。でも、行ってみても、あのアジールみたいな空間は、そこにはもうない。
そういう意味では、これ、喪失の物語なのかも。
ヒロインがしゃべらないラブコメ(?)も、なかなか素敵です。 -
女版「ゲームセンター嵐」かい?とつい思ってしまうタイトルと雰囲気だが、その正体は非常に良質なラブストーリー漫画。
ゲームを知らなくても恋愛模様は楽しめるし、ゲームを知っていればゲーム話を何倍も楽しめる。
あの時代の格ゲーに熱狂した人にはたまらないでしょう。 -
この時代にゲーセンで青春を過ごした人には懐かしくてたまらない作品なのではないでしょうか?
ヒロインが一言も話さないのにとても可愛いです!
決して萌える絵柄ではないけれど、押切さんの描く女の子はものすごく可愛いくて印象的なのです。 -
ぼくは青春をゲーセンで過ごしました。彼女いなかったし
格ゲーで好きなキャラでうまくなりたくて強くなりたくて、一生懸命でした。
どこのゲーセンにもその主がいたし、「本当に強い人」ってのは確かにいてかっこよかった!女性プレーヤーは貴重でそのなかでひときわ魅力的でした!*^^*
このマンガはぼくと同世代!
ゲーセンってやっぱり熱い!
大野さんかわいい!! -
世代ドンピシャ。