金槐和歌集の時空: 定家所伝本の配列構成 (研究叢書 251)

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  • 和泉書院
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  • Amazon.co.jp ・本 (252ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784757600591

作品紹介・あらすじ

ここ十年程考えてきたことを、ひとまずまとめておくことに致しました。論によっては初出からかなり大幅に改稿しました。ただし、第一章第四節「"叫び"と"崩壊"」はほとんどそのままです。今読むと気恥ずかしいのですが、若い頃から抱いていた実朝への思いが一気に出ていて、もう二度とこういう文章は書けないだろうなと思ったからです。

感想・レビュー・書評

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  • 実朝自撰とおぼしい定家所伝本「金塊和歌集」の配列と構成は、編者の時間認識に裏打ちされた統合性があり、そこには必然的に詠歌者である実朝の内的世界が投影されているに相違ないのである(1P)。

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著者プロフィール

日本文学研究者。川村学園女子大学教授。帝塚山学院大学等を経て現職。1990年度サンパウロ大学客員教授。著書に『中世女流日記文学論考』(和泉書院、1987)、『校注弁内侍日記』(和泉書院、1989)、『〈色好み〉の系譜―女たちのゆくえ』(世界思想社、1996)、『『金槐和歌集』の時空―定家所伝本の配列構成』(和泉書院、2000)、『信生法師集新訳註』(風間書房、2002)、『旅する女たち―超越と逸脱の王朝文学』(笠間書院、2004)、『実朝の歌―金槐和歌集訳注』(青簡舎、2013)、共著書に『中世文学研究』(双文社出版、1997)、『成熟と老い』(世界思想社、1998)、単編著書に『中世日記・随筆』 (日本文学研究論文集成13)(若草書房、1999)、『涙の文化学―人はなぜ泣くのか』(青簡舎、2009)、共編著書に『はじめて学ぶ日本女性文学史[古典編]』(ミネルヴァ書房、2003)などがある。

「2013年 『仮名日記文学論』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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