やさしいからだ 1 (BEAM COMIX)
- KADOKAWA(エンターブレイン) (2004年5月1日発売)
- Amazon.co.jp ・マンガ (200ページ)
- / ISBN・EAN: 9784757718906
感想・レビュー・書評
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安永知澄さんの作品『やさしいからだ(2004)』の(1)を読んでみた。 安永知澄さんの作品は、「ステップ・バイ・ステップ上、下(2009)」以来・・ 今回も最&高!の作品だなー。 どの話も心に沁みたりますが・・・ 強いて・・・挙げるならば・・・ラストの”安倍秋緒”の話がGood!! (2)も楽しみだぜ!!
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1巻2巻は結構昔に読んだのだが、大きくつながっているわけではない。
登場人物がそこはかとなくリンクするだけの、実質短編集。
あとがきにも描かれているように、他者とかかわるときの喜びと苦しみを、いろいろな立場から描いている。
群像というべきかも。
なおかつ、SFでありホラーでもある。
他者というものを考えつめると、不思議で恐ろしいものになる。
いい作品集。 -
一人一人を主人公にした話が連なっていく短編集のようなつくり。
最初は「女性寄りの視点が多いのかな」と思っていたけれど、この作品の途中からそれだけではなくなってきて、もともと予定していたのかそれとも描くことに慣れてきて一冊の中で成長したのか。
絵が上手いというわけではないけれど、若い頃を思い出させてくれる感性。 -
安永知澄の処女作。繊細で微妙な感情表現が魅力的。
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汗や体温や感触まで生々しい。
即買いしました。 -
浅野いにおの漫画と似たような手法で書かれているけど、登場人物の今後に必ずしも希望とか再生がない分こっちの方がよっぽどリアルで、それ故に残酷。
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別段、好きな絵柄というわけでもなかったのだけど、ビレッジでプッシュされてたので、騙されたと思って買ってみた。連作で、毎回毎回微妙な繋がりで物語が連なっていく。正直、2巻までは大して良い作品とは思わなかった。けれど、3巻でぐぐっと来た。何か無理矢理にでもハッピーエンドを拒否するような。そもそもハッピーエンドなんて毛頭目指していないのだ。人間て、そんなに単純じゃねーんだよって感じで。とても繊細。大器な予感は確かにする。(07/2/7)
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一つ一つの物語が織りなす、小さな“傷”。
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瑞々しい感性、そのとおり!ってかんじ。鋭すぎる。