- Amazon.co.jp ・マンガ (268ページ)
- / ISBN・EAN: 9784757727878
感想・レビュー・書評
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絵柄が好みではないなぁと思っていたが、
一巻から七巻まで、めきめきと巧くなっていく……、と驚いてしまった。
また言葉に依存せず「間」で表現する方法も巧みになっていく。
好感の持てる佳作、という印象。
オースティンの「嵐ヶ丘」や、
なぜか「ドクトル・ジバゴ」(リーンの映画版)も思い出した。
ストーリーの運びが似ていたのかな。
やや作者の恣意的に運びすぎだが、
見るべきはやはりストーリーよりも雰囲気や人物の機微だから気にならない。
八巻からも余裕があれば読むこと。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
しょっぱなのモニカ姉様の衣装すっごい。あああ森さんぽいーーーと嬉しくなりました。モニカ姉様、ぶっ飛んでますね…
坊ちゃん…!!!坊ちゃんが本気出した!!!読みながら坊ちゃんを応援してしまった。
42、43ページのエマの寂寞感。44ページを経ての45ページのエマの顔。エマはしなやかに何度でも立ち上がることができる強さを見せてもらった感じで、すごく好きなシーンです。
断片的に続くシルクハットのエピソードも好き。
エマは境遇には恵まれなかったけど、人に恵まれたんだな。ケリーさんとドロテア奥様とミセス・トロロープ。メイド仲間のみんな。大事なときに支えてくれる人、手を貸してくれる人がいる。エマも控えめながら、助けてを言える人だから、人生切り開けたようにも思います。
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大団円。
いやぁ……最後のジョーンズは熱い!
「成り上がりにも矜持というものがございます!」
あれを言ってのけるのは強いよな……。
最終巻なので、他より厚みがあります。
そして長いです。でも、それだけに面白い。
アメリカでのエマの心境、失恋後のエレノアの心境。
そして……。
まあ、典型的ストーリーではあるのだけど、結果への道筋が面白いのであって、結果ではないよね。
でもいいマンガだった。
ただ、これ単独がいいのではなく、今までの全てがあったから、この結果がいいと思うんだろうな……。 -
【あらすじ】
誘拐されたエマ、行方を捜すウィリアム……。19世紀末のイギリスを舞台に身分違いの恋を描いた話題作、物語はいよいよ最高潮へ!単行本だけの描き下ろし「Sequel(シークエル)」や恒例のあとがきまんがも充実した第7巻、特厚274ページ構成で発売!!
【感想】 -
体面のためにエマを邪魔に思う子爵によって、人攫いに合うエマ。
人攫いて。
時代的にあり得ることだったのでしょうけど、すごい展開だ。
そしてすぐにまた出会うし。。
ずっとエマの心情があまり語られなかったのに、ここにきて喋るなーと思ってたら本編はこの巻で終わりだった!
残りが番外編だとは思っていなかったので、この展開で残り3冊どうなるんだ、と思っていたので拍子抜けしてしまった。
でもすごく続きが気になり、一気に読み終えました。
ロマンス小説的な展開ですが、楽しかったです!
シルクハットを拾った女の子のおまけページが可愛くて好きです( ´ ▽ ` ) -
7 お話はここまで
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手紙のやり取りをしているウィリアム。ハキムと一緒に帰ってきたモニカ。エレノアの件で怒っているが、緊急のため後回しに。エマは前とは違う服を着せられ、見知らぬ場所に居る。これからどうする? ウィリアムは金・地位を使いエマを探し出す。エマはなんとか母親の元へ。色々あったものの、ウィリアムは今後への決意をする。エマも変わることを決意して二人で上手くやっていこうとする。この巻でエマ編は終わり。とにかく大変だったな~と思う事ばかりだった。反対する人だけじゃなく、協力する人がいたからこそ変わっていけると思った。
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いい人九割、悪い人一割くらいの比率だったんじゃないかな。でもなのか、だからなのか気持ちいい話だった。エレノアのその後やコリンのその後が気になる。