テンプル騎士団の遺産 下巻

著者 : スティーブ・ベリー 富永和子

• エンターブレイン (2007年1月31日発売)

感想・レビュー・書評

[monologue110さんの感想 · 2009年3月21日]

テンプル騎士団の「大いなる遺産」探しを軸にレンヌ＝ル＝シャトーの伝説を絡め物語は進行してきますが、このへんの事情に興味のある私にはなんとも堪らないストーリーでした。
歴史的事実と作者の創作の入り混じった内容ですが、最後に登場する「シモンの証」は創作でありながら、宗教の真の姿を示すモノではないかなぁ･･･と妙に納得。
楽しい読書時間を過ごせました。
ただ、登場人物が誰も彼もイマイチ魅力に欠けるような･･･その設定や関係性が予定調和というかなんと言うか･･･そんな訳で☆1つ減