桜井政博のゲームについて思うこと DX Think about the Video Games 3
- エンターブレイン (2008年7月18日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (231ページ)
- / ISBN・EAN: 9784757743687
作品紹介・あらすじ
『スマブラX』、『そだてて!甲虫王者ムシキング』and more…。ゲーム制作に命を賭ける、ゲームデザイナーの胸の内がここに!生みの親がみずから語る『スマブラX』誕生秘話!!も含む、週刊ファミ通にて好評連載中のコラム88話+オマケ入り。
感想・レビュー・書評
-
本書に収録されたコラムは時期的に「大乱闘スマッシュブラザーズX」の開発と重なっているため、開示してはいけない情報についてなど色々と語りにくいことがあったと著者本人が後日談のコーナーで書いている。
しかし、読者からすると「コラム本編ではその時期著者がなにを考えていたか純度の高い状態で読める」→「後日談のコーナーで裏事情やこうした考えを持った経緯を知ることができる」という、二度おいしい構成になっているといえる。
このためか、これまで読んだ同シリーズ4冊の中でもっとも興味深く読めた。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
スマブラXの作成前後でのコラム集。コラム内容が今までよりもスマブラ作成の裏話が多い。
-
読む事によって、相変わらずゲームデザインというものを再認識させられる。
ただ、面白さを追求するという意味では、ゲーム作りがエンドレスであるは知りつつも、これがゲーム業界の勤怠状況の常識と、みんなが考えてしまうような状況は、今後、改善の余地があるのではないのかなぁとも考えさせれる。 -
頁増量で読み応えも充分。
中身はおおむねスマブラまつり。 -
■書名
書名:桜井政博のゲームについて思うこと
DX Think about the Video Games 3
著者:桜井 政博
■概要
ゲームクリエータが雑誌に掲載していた、コラム(独り
言)をまとめた本。
■感想
本を読む視点を変えれば、何からでも得るものはあると
いう前提のもと、"ビジネス書じゃない!"という突っ込
みは無しでお願いします。
私はどちらというとゲームというものには疎く、高校1年
生以来、ほとんどやりませんでした。(PSとPS2も持って
いません)
最近、DSとPSPを持っていますが、それですら、ほとん
ど従来のゲームをやりません。
やるのは、勉強系とか脳トレ系とか英語付けとかです。
そんな私がなんでこの本を知ったかと言えば、なんてこと
はない、amazonでウロウロしていて目に入って面白そうと
思い、手を出しました。
ここから、やっと感想なのですが、期待していたほど面
白くはありませんでした。
一人のゲームクリエータの考え方が色々記載されていま
すが、政治的なしがらみのせいで、本心がほとんどかか
れていない気がしました。
それでも、いくつかは、"この業界も同じなんだな〜"と
思える部分もあり、共感は出来ました。
ゲームをやる方が読めば、十分楽しい本なのかもしれま
せん。
ただし、ゲームに興味が無い人、ゲーム業界に興味ない
人にはお勧めしません。
■共感できた点
・ビデオゲームは、人がコンピュータにどのように介在
するのか、という歴史で成り立っているモノだと思い
ます。
・立つべきは、私個人より、作品とお客様
・企画が新しいものほど、人の支持を期待すべきではな
いともいます。企画者には勇気を持って独断でやって
ほしい。
・どんなにすぐれた監督でも、集団でものをつくる以上、
スタッフとの縁に勝るものはありません。
・理由があるからこうなっているのです。
・ゲームの企画者として心がけていることは、"今すぐ
決めろ"です。
・100の要素がある中の、1つでもダメなところがあった
らダメなゲームなの!?
・かけっこで一位を取る方法があります。・・(中略)・・
想像の中で恐ろしい敵を作り、猛烈な勢いで自分を追
いかけさせたのでした。自己暗示の力は恐ろしいもの
です。
■この本を読んで思い出した点
なし
■新たな発見があった点
なし
-
この人の考え方や文章が好きすぎるー。
勢いあまって発売記念イベントまで行ってしまったのは内緒。