敷居の住人 新装版 1 (BEAM COMIX)

著者 :
  • エンターブレイン
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感想 : 19
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (242ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784757749962

感想・レビュー・書評

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  • やっと読めた。

  • すぐ陰口や愚痴を叩いて、すぐ欲情して、気まぐれで飽きっぽくて、すぐ軽口を叩く、その割に中途半端にプライドが高い。たまに高過ぎてめんどくさい。そういう部分に自覚はあるが変わらない。変われない。変わってしまうと噓くさい。しかし、どんな人でもどこかしらに純粋さが見え隠れしている。だからなんだか憎めない。だからこそ厄介。そんなある種のゆとり世代の日常を生々しく捉えた青春モノ。偉そうに精神論語るのもほとんどモノローグばかりで、喋るとほんと今時のガキなのである。名言や迷言も数知らず。笑えないです。決して尊敬できないタイプの人々なのにいつの間にか演出に騙されて見入ってしまっている。漫画特有の『間』のつかいかたも意味深で絶妙。たまには甘ずっぱくない青春モノが見たい!という方におすすめ。苦ずっぱいお話です。

  • すごくPOPな絵なんだけど、ストーリーはどこに向かっているのか分からん。今んとこ、登場人物がみんな通りすがりのような印象しかないし。

    2巻目読むかは、微妙。

  • 志村貴子さんの「放浪息子」が大好きで、デビュー作となるこの「敷居の住人」もずっと気になっていました。思春期の不安定さや脆さや儚さが、「徹底した中途半端の描写」と「独特の話のテンポ」で上手く描かれている作品でした。

  • 反抗期漫画

  • ナナコ漫画。

    ミドリちゃん、兼田、キクチナナコ
    魅力的すぎて何もいえない

    読むとはっとさせられたり、肩透かし食らわせたり、食らわされたり。むーちゃんにムカついたり、といった漫画。

  • スルメ漫画

  • 墓まで持って行きたい漫画Best5に入りますね。
    これを初めて読んだ時は私も千秋と同じ中学生で同じ境遇でした。
    なのでもうもうもう何回読んだことか!
    表紙買いした私拍手。
    志村貴子は天才。芸術。
    大人になって読み直すとまた違った目線から見れてすごくいい。
    ああ、かわいい悩みだったなって思ってなんかすべてを抱きしめたくなる。
    一生大好きな漫画。

  • 何も起こってなさそうで色々ある日常の様子。面白かったです。
    暗い話ではないのにままならない感じに落ち込んでしまった。

  • 志村貴子はサリンジャー好きなのかなと思う。

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著者プロフィール

1973年、神奈川県生まれ。1997年、『ぼくは、おんなのこ』でデビュー。代表作『青い花』『放浪息子』はテレビアニメ化された。2015年、『淡島百景』が第19回文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞を受賞。その他、『こいいじ』『娘の家出』『敷居の住人』『どうにかなる日々』など、著書多数。また、アニメ『アルドノア・ゼロ』『バッテリー』のキャラクターデザイン、小説の装画など、マンガ以外にも活躍の場を広げている。2020年、『どうにかなる日々』のアニメが劇場公開予定。

「2023年 『おとなになっても(9)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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