花しらべの宴 二世結びの姫と紅の約束 (一迅社文庫アイリス)

著者 :
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感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (286ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784758044486

感想・レビュー・書評

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  • 平安時代に送られて、妖怪を退治しながら元の時代に戻ろうとするタイムスリップもの。
    女嫌いの椿とのやり取りも良いけど、鬼との恋も切なく絡んで楽しく読めました。

  • 過去トリップものはラストが大事なんですけど、これはちょっとねーって感じでした。

    自分の魂の半分を取り戻して現代に戻って、てっきり志信を撥ねた黒い車の運転手が椿の生まれ変わりで恋に落ちるってなるのかと思ったら、なんとまた撥ねられて過去に戻って修行って・・・。なんじゃそりゃ。

    しかもわずか5日後って、せめて1年後とかにしてくれたら再会の感動もあると思うのに、離別の切なさ台無しです。

    途中までいい感じで読めてたのに、やっぱ、ラストって大事。

  • 2013年11月29日読了

    同じ前世モノ絡みならば、こちらは断然面白かった。
    更にトリップという要素もあれど、心情がわかりやすく描かれていたので好印象。
    やはりいくら前世があったとしても、今の自分と過去の自分は違うんだとキッパリ割り切るくらいのヒロインが強くて好き。相手役の椿も男前なのに可愛らしく、もっと周りとの絡みも見ていたかったなという印象。

    一気に読める楽しさもあったけど、さすがに最後はちょっと微妙だった。現代に戻らないor戻って思い出になる、もしくは現代で再会くらいがよかったかなと。またあの時代に戻ったら現代の体はどうなるんだとか思わずにはいられない。

  • ラストがひどい、と言うか、納得いかない。こういう終わりにするなら、一度現代に戻る必要なかったんじゃね? と思う。ついでに言うなら、キャラの口調がどうにも受け入れにくい。何ちゃって平安時代なのはいいんだけど、せっかく小野篁とか出してきてそれっぽくしているのに、割と台無し。
    あと、蘇芳があまりにも可哀想すぎる。いくら何でもあの扱いはないわぁ……。

  • 女性向けラノベだし、ハッピーエンドになるだろうと思ってたら現代へ展開。え、これ戻っちゃったらたどうなるの?椿が現代に転生して来ちゃうの? 結果としては志信の不運さで再度平安?の世へ。で、どうなるの?そちらで修行して、椿と楽しく?生活して、寿命が来たら現代に戻るの?そして女子高生スタート?なんだかなぁ、そんな展開にしか思えなくて残念。こんなことなら現代リターン無しの方がよかったのにね。

  • 事故で三途の川から、閻魔様に妖怪に魂を半分取られているために、このままでは無になってしまうと言われた志信。
    彼女は、平安の世に送られ、妖怪退治をするはめになるという物語。

    携帯小説『キミノ名ヲ。』(アスキーメディアワークス)などの作家さん。
    彼女の魂を大切に持ち続けた蘇芳のラストに対して好き嫌いが別れそうな作品
    切ない部分もありだが、一気に読める勢いがあった。

    篁いい奴。椿の印象より、強かった。
    http://books117117.blog110.fc2.com/blog-entry-3052.html

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著者プロフィール

魔法のiらんどより刊行した『キミノ名ヲ。』はコミカライズされ、大ヒットとなった。メディアワークス文庫からは『上倉家のあやかし同居人』シリーズ、『妖怪のご縁結びます』シリーズ、『平安かさね色草紙』シリーズを刊行。歴史をこよなく愛する。

「2022年 『天詠花譚 不滅の花をきみに捧ぐ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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