警察庁から来た男

著者 :
  • 角川春樹事務所
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  • Amazon.co.jp ・本 (269ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784758410755

感想・レビュー・書評

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  • 『うたう警官』に続く道警シリーズ第二弾。

    北海道警察本部に警察庁から特別監察が入った。
    監察官は警察庁のキャリアである藤川警視正。
    藤川は、半年前、道警の裏金問題の為に百条委員会でうたった津久井刑事に監察の協力を要請した。
    一方、札幌大通署の佐伯刑事は、ホテルでの部屋荒らしの捜査を進めていた。
    被害者は、すすき野の風俗営業店で死んだ男の父親だった。
    大通署に再捜査の依頼の為、そのホテルに泊まっていたのだという。
    佐伯は、部下の新宮と事故現場に向かうのだが。

  • 警察庁からキャリア監察が入る。
    津久井巡査を疑うのか、あるいは闇に潜む巨悪を監察するのか。

    佐々木譲作品のすごいところは伏線が二重、三重にも張り巡らされていること。

  • 警察内部の腐敗と戦う話。野球のことが、良く出てくるので、何と無く答えが読めた。

  • 監察官、グッジョブ!

    前作を読まずに読んだが、正解だったかも

  • 『道警シリーズ』二弾。道警に、警察庁からキャリア監察官藤川の特別監察が入る。腐敗が浄化されたはずの道警に大通署の警察関係者を中心に、暴力団と癒着している疑いがかけられるが証拠が見つからず難航する。前作「うたう警官」の津久井・佐伯がおとり捜査をし、失敗した事件「タイ人少女の売春組織」との結びつきを解明し、再び不正規気味な捜査で犯人を追い詰める。前作でも鋭い推理で捜査を助けた総務係小島の協力が光る。前作を読んでいると内容がスムーズに理解できた。教えていただいたyumineko@メメント3.11さんに感謝したい。

  •  些細に思える不祥事の数々。その関係がつながらない当事者である各警察官達。それとは関係なさそうな転落事故。しかしその関係が繋がった時、ストーリーはスピードアップし、つられて読むスピードも速くなって行きました。
     全体的に映像化を意識しているのかと思えるくらいに情景が浮かんできます。特に、スピードアップしてきた後半は、イメージがし易くて読んでいて楽しかった。
     第3段も楽しみです。

  • 道警シリーズ第2弾。
    テンポ良く読めた。

  • シリーズものとして良く出来ていたと思います。スピード感があって一気に読めた。
    キャラも立ってきた!

  • 道警ビッグバンドシリーズ?第2弾これも,再々々読くらい。面白い。前作で解決未了のエピソードをきちんと拾っている点もよい。道警本部長もキャリアで警視監であるのに,いくら警察庁から来たといっても警視正の監察官にへいこらしているのは,これでいいのか気になった。

  • 道警シリーズ第二弾。今回もまた警察組織の闇を巡る攻防が実にスリリングに味わえた。警察庁から来た監察官が道警の骨のある奴らと一緒に組織のウジ虫を追いつめていく様は爽快だ(笑)続きを図書館で予約中☆ 楽しみ。

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著者プロフィール

1950年北海道生まれ。79年「鉄騎兵、跳んだ」でオール讀物新人賞を受賞しデビュー。90年『エトロフ発緊急電』で山本周五郎賞、日本推理作家協会賞を、2002年『武揚伝』で新田次郎文学賞、10年『廃墟に乞う』で直木賞、16年に日本ミステリー文学大賞を受賞。他に『抵抗都市』『帝国の弔砲』など著書多数。

「2022年 『闇の聖域』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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