刑事の絆 警視庁追跡捜査係 (ハルキ文庫 と 5-5)

著者 :
  • 角川春樹事務所
3.64
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本棚登録 : 826
感想 : 65
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  • Amazon.co.jp ・本 (432ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784758437912

作品紹介・あらすじ

捜査一課・追跡捜査係の沖田大輝とかつて強行犯係で同僚だった、刑事総務課・大友鉄が最大の危機に見舞われた。ベンチャー企業が開発した、次世代エネルギー資源を巡る国際規模の策謀に巻き込まれたのである。仲間の身を案じた沖田は、追跡捜査係に協力依頼がないにもかかわらず、同係の西川と共に大友が手がけてきた事件を洗い始める。解決されたはずの事件の闇に名コンビが迫る!「アナザーフェイス」シリーズと異例のコラボレーションで魅せる、大好評書き下ろし警察小説。

感想・レビュー・書評

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  • 大友さんが標的になる話。
    刑事がみんな必死になっていてなんか凄く良かった。
    まぁ誰が被害者でも必死になってもらいたいんだけど。

  • シリーズの中で1番好きな作品
    何度読んでも面白い

    アナザーフェイスの大友が撃たれる

    タイトル通り仲間の刑事が撃たれ、事件解決へ全力を注ぐ
    沖田・西川だけじゃなく全刑事の熱さが凄く気持ち良く感じた

    事件は大友が事情聴取を行い、身柄を拘束した男が黒幕
    手先として使われていた男による犯行だった
    黒幕の行っているビジネスの障害になるかもしれないと言うだけで大友は殺されそうになった

    大友は息子を育てることを1番に考えた働き方を選び
    沖田は想う相手がいながらも、刑事を選び
    西川は変わりつつある家族を守りつつ、刑事を選ぶ
    三者の刑事の姿が頼もしかった

  • 追跡捜査係シリーズ5作目
    他のシリーズに登場した人々が出て来る

  • 大友を撃った犯人を捕まえる話。アナザーフェイスの登場人物が出てきて懐かしい

  • ラストは寝る間も惜しんで一気読み^^;
    他の仕事はどうしたのとかこんな捜査方法いくら何でもとか
    そういうことは気にせず楽しんだもん勝ち。

    アナザーフェイスをまだ読んでいないのでもったいない箇所多し。
    被害者支援課も含め、いずれ再読するときのお楽しみ。

    最後の最後、上層部にがっかりかと思いきや!
    後山さんに座布団100枚!

  • 正直、この作家の作品を読む気になれませんが、貧乏性の私は読むでしょう。只このシリーズは面白く読めました。他シリーズとのクロスオーバーと言う事だけで読みましたが他シリーズはもう読みません。

  • 2021/01/12 5読了

  • アナザーフェイスシリーズとのコラボということで読んでみた。
    アナザーフェイスの方の凍る炎を読んだのが前過ぎて覚えてなかったのだけど、それでも読める内容だった。
    読んでみて思ったのは大友鉄が類を見ない人たらしだと言うこと。
    現職警察官が撃たれる大事件だけども、こんなに大勢の大人が大友鉄1人のために私欲だけでなく動くと言うことがスゴい。
    作中にもあったけど、自分が同じような危機に陥った時、どれぐらいの人が同じように動いてくれるか。
    人徳って大切だな…。
    沖田と西川のコンビも小気味良く、このシリーズも読んでみようかな。

  •  タイトル通りのベッタベタな、熱(ッ苦し)いデカドラマ( ´ ▽ ` )ノ
     仲間を傷つけたヤツは決して許さねえ( ´ ▽ ` )ノ
     部外者からすればどんな事件にもこれだけの情熱をもって望んでほしいものだけど、さすがにそれじゃ身も心も持たないか( ´ ▽ ` )ノ

     余計な容疑者が多数絡んでワチャクチャ交錯してるけど、振り返ってみれば結局いちばん怪しいやつがごくごくありがちな動機で行った犯罪だと判明する、いかにもドーバーらしいシンプルストーリー( ´ ▽ ` )ノ

     まあ、正直いってこりゃアメリカドラマ・映画の一大定番テーマ(警察は一家)で、おんなじような話はこれまで何十作も見てるけど(連続刑事ドラマなら必ず何回か描かれる。「仲間が撃たれた! みんな一丸でホシを上げろ!」)、これでいいんだよ、ドーバーは。うん( ´ ▽ ` )ノ


     にしても、だ。
     ほかの人たちも書いているとおり、これ、「アナザーフェイス」5巻ともろ直結してる作品なんだよねえ……
     コラボとかクロスオーバーとかいうより、実質「アナフェ」5.5巻?(実際には5巻と6巻の間には番外編の0巻というのが入るから、事態はさらにややこしい)……

     ページの間に挟まっていた「今月の新刊案内」を見て事情がわかったけど
    (出版社の壁を越えてでも書きたかったコラボレーション作品です。堂場の世界観の中で動く男たちは、誰が手を組んでも熱いままでした――堂場瞬一)
     リアタイの熱心なファン以外は混乱するよねえ……(´ε`;)ウーン…

     実際自分も先に「アナ」を読んで「あれ?」と思ったクチ……5巻のラストが唐突なクリフハンガーで終わったのに、はたしてどうなるかと開いた6巻ではそれから数ヶ月が経過、狙撃事件は解決したことになっているから、てっきり途中1巻飛ばしちゃったかと思った(>_<)

     後の読者のために、アナ5巻「凍る炎」の巻末にでも「つづきはこっち」と付記しておいてほしかった(>_<)
     今回本作を読んだのはあくまでたまたまであって、もしこのシリーズに手を付けなかったら、あの事件の顛末は永遠に謎のままだったよ(>_<)

     いまから自分の「アナ」ブクログレビューにこの旨を書き足してこよう……(´ε`;)ウーン…


    2019/09/08

  • 【警視庁追跡捜査係シリーズ第5作目】
    大友の事件を追跡捜査係の沖田と西川が捜査する。両方のシリーズを読んでいるので、どちらかのシリーズを読んでいるより、深く楽しめた。
    今までのシリーズで解明されていない部分も伏線として解決されていく。今までの事件がつながるようでそれも読み応えがあった。

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著者プロフィール

堂場瞬一(どうば しゅんいち)
1963年茨城県生まれ。2000年、『8年』で第13回小説すばる新人賞受賞。警察小説、スポーツ小説など多彩なジャンルで意欲的に作品を発表し続けている。著書に「刑事・鳴沢了」「警視庁失踪課・高城賢吾」「警視庁追跡捜査係」「アナザーフェイス」「刑事の挑戦・一之瀬拓真」「捜査一課・澤村慶司」「ラストライン」「警視庁犯罪被害者支援課」などのシリーズ作品のほか、『八月からの手紙』『傷』『誤断』『黄金の時』『Killers』『社長室の冬』『バビロンの秘文字』(上・下)『犬の報酬』『絶望の歌を唄え』『砂の家』『ネタ元』『動乱の刑事』『宴の前』『帰還』『凍結捜査』『決断の刻』『チーム3』『空の声』『ダブル・トライ』など多数。

「2023年 『ラットトラップ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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