宿命 (ハルキ文庫 こ 8-3 時代小説文庫 蘭学塾幻幽堂青春記)
- 角川春樹事務所 (2014年2月15日発売)
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感想 : 3件
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- Amazon.co.jp ・本 (278ページ)
- / ISBN・EAN: 9784758438032
作品紹介・あらすじ
文久三年八月-玄遊堂の面々は、壬生浪士組が主催する相撲興行を観るために壬生寺境内へ。そこで水野八重太は、二度と会いたくないと思っていた男の姿を目にする。故郷・武州多摩の天然理心流道場でこっぴどく叩きのめされた苦い思い出のある、沖田という名の天才剣士だ。彼と目が合った瞬間駆けだした水野を、沖田が追ってくる。逃げる水野は、壬生浪士組の筆頭局長・芹沢にぶつかってしまい、新たな因縁が生まれるが…。幕末の京を舞台に、蘭学塾生たちの青春と歴史が交錯する、新感覚の時代小説シリーズ第三弾!!
感想・レビュー・書評
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赤い煙と学友の泉の謎に振り回される「宿命」。
久しぶりに蘭学塾幻幽堂の面々に触れました。水野がこんなに夢と幻の狭間で振り回されるお話だったかな、となかなか物語に入り込めずに読み終えてしまった。
芹沢鴨が「宿命」の登場人物として出てくるのですが、浪士組として上洛した時の彼には、どこまでも傍若無人でいてほしい。憑き物が落としきれず、それに悩む姿はあっても、憑き物がついている自分を自然のままだと思い込んで、行動してほしい、という欲望があります。そこは残念。
作品のテイストには合わないだろうけどもね。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
このシリーズは苦手かも。敵味方ともにイメージがわきにくい。
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