宿命 (ハルキ文庫 こ 8-3 時代小説文庫 蘭学塾幻幽堂青春記)

著者 :
  • 角川春樹事務所
3.60
  • (3)
  • (5)
  • (5)
  • (2)
  • (0)
本棚登録 : 69
感想 : 3
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (278ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784758438032

作品紹介・あらすじ

文久三年八月-玄遊堂の面々は、壬生浪士組が主催する相撲興行を観るために壬生寺境内へ。そこで水野八重太は、二度と会いたくないと思っていた男の姿を目にする。故郷・武州多摩の天然理心流道場でこっぴどく叩きのめされた苦い思い出のある、沖田という名の天才剣士だ。彼と目が合った瞬間駆けだした水野を、沖田が追ってくる。逃げる水野は、壬生浪士組の筆頭局長・芹沢にぶつかってしまい、新たな因縁が生まれるが…。幕末の京を舞台に、蘭学塾生たちの青春と歴史が交錯する、新感覚の時代小説シリーズ第三弾!!

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 赤い煙と学友の泉の謎に振り回される「宿命」。

    久しぶりに蘭学塾幻幽堂の面々に触れました。水野がこんなに夢と幻の狭間で振り回されるお話だったかな、となかなか物語に入り込めずに読み終えてしまった。
    芹沢鴨が「宿命」の登場人物として出てくるのですが、浪士組として上洛した時の彼には、どこまでも傍若無人でいてほしい。憑き物が落としきれず、それに悩む姿はあっても、憑き物がついている自分を自然のままだと思い込んで、行動してほしい、という欲望があります。そこは残念。

    作品のテイストには合わないだろうけどもね。

  • このシリーズは苦手かも。敵味方ともにイメージがわきにくい。

全3件中 1 - 3件を表示

著者プロフィール

1984年東京都生まれ。國學院大學文学部史学科卒業。母方にトルコ人の祖父を持ち、名はトルコ語で「強い、優しい、美しい」などの意味を持つ。2008年「一鬼夜行」で第6回ジャイブ小説大賞を受賞しデビュー。主な著作に「一鬼夜行」「銀座ともしび探偵社」シリーズ、『総司の夢』『梟の月』『歳三の剣』など。

「2022年 『時代小説アンソロジー てしごと』 で使われていた紹介文から引用しています。」

小松エメルの作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×