人質 (ハルキ文庫 さ)

著者 :
  • 角川春樹事務所
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本棚登録 : 625
感想 : 67
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  • Amazon.co.jp ・本 (334ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784758438223

感想・レビュー・書評

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  • 北海道警シリーズ第六弾。ワインバーで人質立てこもり事件発生。巻き込まれる小島巡査部長。その裏でもう一つの犯罪が進行していた。ブラックバードのメンバーと機動捜査隊の長生寺警部が事件を解決する、たった一晩の物語。

  • 道警シリーズ第六弾。札幌方面署生活安全課の小島百合巡査部長が巻き込まれた人質立て篭もり事件…奇妙な犯人の目的は…

    ストーリーの殆んどが、人質立て篭もり現場を舞台に描かれ、緊迫感が伝わり、なかなか面白い。反面、起伏が乏しく、少し残念だった。道警シリーズの初期の作品は、文句無しに面白い。第五作から少し翳りが見えて来たように思う。

    このシリーズは当初、三部作の構想でスタートしたようだが、全十巻を予定しているようだ。少し翳りが見えて来たと言っても、一定の水準を超えており、最後まで作者に付いて行こうと思う。

  • 道警シリーズ6作目。 今回はミニコンサートに出かけた先で、小島巡査部長が人質となってしまいます。元県警本部長に謝って欲しいというのが要求だったが、共犯者もかなり怪しげな様子。ともかく、怪我人の出る大捕物にならず私自身はホッとしました。部署を超えた鉄壁のチームワークは健在でした。

  • 北海道警察シリーズ第6弾
    今回は立てこもりということもあって?事件が複雑過ぎずにわかりやすくなってました。
    現場の刑事や小島百合の行動も落ち着いていて安心感があったように思います。

    それに比べて、人質側の男どもの情けなさ、特に来見田旦那のほう。
    でも犯人も想定していたのか?邪魔だったかもだし。

    どうなるのかわからないといったハラハラ感はさほどでしたが、安心しつつもこのあとどうやって解決するかな?というワクワク感は相変わらず楽しめました。

  • 道警シリーズでは、ちょっと異色な人質立てこもり事件を描いた本作。
    人質事件の裏に、何が隠されている?
    単線的ではない展開に、大いに楽しめた。

  • 道警シリーズ第6弾。安定感のシリーズ物。人質になっていた男どもの情けないったら来見田旦那にイライラ。次も期待します。

  • 道警シリーズ6作目。昨日の次をすぐ読みたくて、朝行くとあった!

    冤罪で逮捕服役させられたことを、当時の県警本部長に人間として誠実な謝罪して欲しい。そんな願いを要求するため、百合が出かけた先のワインバーが偶然にも人質立てこもり現場と化す。

    読み終わってみたら、三時間くらいのことだったんだ、と驚くくらいスピーディで目を離せない運び!面白かった。

    一つ、Twitterがでてきて、お!新しいなと思ったんですが、譲さん、返信はリツイートじゃなくてリプライだと思います(^^;;
    誰も指摘しなかったのかな。

  • 安定の道警シリーズ第六弾!
    今回は、人質を取って、当時の県警本部長に冤罪事件の謝罪を求めるというもの。
    緊張感ある中で、機転が利く小島刑事の活躍もあり、大団円を迎える。
    このシリーズ、最新刊まで、一気読みしたい。

  • 私自身完全にストックホルム症候群にさせられました。やはり警察小説はある程度リアリティがなければ面白く無い。そういう意味では今回作品は面白かったです。北海道警シリーズは久しぶりに読みましたが、相変わらず面白かったです。前作はまだ読んでないので 読んでみたいと思います。

  • 道警シリーズで読み落としていた。。スピーディな話の展開で一気に読めた!

著者プロフィール

1950年北海道生まれ。79年「鉄騎兵、跳んだ」でオール讀物新人賞を受賞しデビュー。90年『エトロフ発緊急電』で山本周五郎賞、日本推理作家協会賞を、2002年『武揚伝』で新田次郎文学賞、10年『廃墟に乞う』で直木賞、16年に日本ミステリー文学大賞を受賞。他に『抵抗都市』『帝国の弔砲』など著書多数。

「2022年 『闇の聖域』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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